秋下雅弘医師(老年病学)プロフ高齢者の多すぎる薬の副作用は?『クローズアップ現代』

(出典 : https://www.igaku-shoin.co.jp)

今回は、10月22日オンエアの

『クローズアップ現代』に登場した

秋下雅弘(あきやま・まさひろ)

医師の提唱する、

高齢者と多すぎる

問題についてクローズアップ

したいと思います。

秋下雅弘医師は、老年病科

いう、聞きなれない分野を専門に

診る医学の教授です。

子どもに小児科があるように、

老人にも老年科が必要である、

という考え方を発信している

のです。

中でも、高齢者に処方されがちな、

多すぎる量の薬について、

その副作用を危険視し、

「薬は5種類まで」と明言して

います。

実際の高齢者に処方されている

薬は、10種類以上、時には

15種類以上にもなることが

珍しくありません。

多すぎれば、飲み忘れや

飲み間違いといった不適切な

飲み方も多くなります。

そして、それらの多すぎる薬の

副作用は、高齢になるほど

深刻になるといいます。

「年のせい」と思われていた、

物忘れや認知症、転倒なども、

薬の飲みすぎが原因かもしれません。

秋下雅弘医師が危険視する、

高齢者と薬のリスクについて

調べてみました。

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秋下雅弘のプロフィール

秋下雅弘医師は、1985年に

東京大学医学部卒。

1986年にはスタンフォード大学と

ハーバード大学で研究員をしています。

2004年に、東京大学大学院で、

加齢医学助教授に就任。

2013年から、現職の老年病科

教授を務めています。

高齢者と薬物療法のありかたを

ずっと研究されているエキスパート

なのです。

高齢者の多すぎる薬

(出典 : https://medical.jiji.com)

秋下雅弘医師が特に警鐘を

鳴らしているのは、複数の病気や

体調の衰えなどを抱える高齢者に、

多すぎる薬が処方され、薬による

副作用が起きている点です。

秋下雅弘医師は薬は6種類を

超えるとリスクが高まると

指摘しています。

とくに、物忘れや認知症、

転倒など、「老人だから」と

されるこれらの状態が、

薬の飲みすぎによって起きている

ことがあるのだそうです。

かといって薬をまったく飲まない

というわけにもいきません。

要は適正な薬を適正な量で飲む。

多剤服用・ポリファーマシーに

よる副作用は高齢者ほど顕著に

なるということを、押さえないと

いけないのです。

ガイドラインでは、主に75歳以上の

人を対象に、75歳以下でも介護を

受けていたり、認知機能に障害が

出ている人を含めて、病気と薬の

問題が示されています。

不眠症の薬

ふらついて転倒することが多く、

判断力や記憶力の低下も起きる

ことがあります。

うつ病の薬

高齢者には、うつ病の薬は

効きにくいと言われています。

便秘や口の乾き、眠気や

めまいなどが多くなります。

高血圧の薬

薬が効きすぎて血圧が下がり、

立ちくらみや転倒を起こし

やすくなります。

糖尿病の薬

こちらも薬の効きすぎで

低血糖を起こすことが

あります。

手のふるえや動悸といった

身体的なものから、

思考力の低下、意識低下、

認知能力の低下といった

意識の低下が起きます。

重篤な低血糖は脳梗塞や

心筋梗塞のリスクが高まります。

高齢者ならではの副作用がある

高齢者は、薬が効きすぎる傾向が

あります。

肝臓や腎臓など、薬の代謝に関わる

臓器の機能が低下するため、

薬の分解が遅くなったり、排泄が

遅れるからです。

同時に多すぎる薬を飲むときも

代謝が遅く、副作用が出やすく

なり、また重症化しやすい傾向が

あります。

特に多いのが、ふらつき、転倒、

物忘れ、うつ、せん妄、食欲低下、

便秘、排尿障害、認知症など、

高齢者だから仕方ないと思われ

がちな症状なので、薬の副作用と

気づかれない場合が多いのです。

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副作用を避けるには

まずは薬の優先順位を決める

ことが第一です。

「不安解消のために」安易に

薬を出す医師の処方も問題が

あると、秋下雅弘医師

指摘しています。

同時に、高齢者自身が安易に

薬を欲しがらないこと、

若い時と同じように考えない

ことも大事です。

不眠や便秘など、薬ではなく日常の

生活習慣の改善によって治せる

ものもあります。

しかし、薬が多いからといって、

自分で勝手に薬を減らしたり、

飲むのをやめたりするのは

危険です。

かかりつけ医に相談し、

複数の医院にかかっている時も

「お薬手帳」などで管理して、

医師にきちんと申告することが

大事なのです。

そのうえで薬を減らせば、

認知症と思ってあきらめて

いた症状が改善することも

あるのです。

以上、秋下雅弘医師による、

多剤服用・多すぎる薬の

副作用についてでした。

ではでは~

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