高齢者ドライバーに運転免許を返納させた実例や効果的な説得と公安委員会による免許取り消しの方法

(出典 : https://carand.jp)

12月1日、群馬県で80歳の男性が

運転する自動車が高速道路を逆走、

対向車と正面衝突して、男性は死亡、

衝突した自動車の70代の男女が

重軽傷を負う事故が起きました。

(出典 : https://www.fnn.jp)

男性は脳梗塞で右足に麻痺が

ありながらも、

「人の世話になりたくない」と

運転免許の返納を拒否し続けて

いたといいます。

結果的に、世話どころか大迷惑を

かけてしまったわけです。

そして今、高齢ドライバーを

抱えている家族にとっては、

他人事とは思えない、深刻な

悩みを募らせたのではないでしょうか。

今回は、実際に高齢の親に運転免許を

返納させた事例や、効果的な

説得の方法、そして公安委員会による

免許取り消しの方法を調べてみました。

スポンサードリンク

免許返納を決意させた実例

ダイアモンド・ユカイさんの場合

ロックシンガーや俳優である

ダイアモンド・ユカイさんは、

80代の母親の免許を返納させました。

お母さんとダイアモンド・ユカイさん

(出典 : https://headlines.yahoo.co.jp)

ダイアモンド・ユカイさんは、

まず「話せばわかるという

希望は持たないほうがいい」と

断言しています。

お母さんはバイタリティもあり、

活動的な人でしたが、80代に

なって、免許の返納を話題に

しても取り合ってもらえず、

逆に意地になってしまったと

いいます。

運転する車にキズやへこみが

目立つようになり、いよいよ

危ないと感じたダイアモンド・

ユカイさんは、「修理に出す」と

嘘をついて車を処分する

実力行使に出ました。

もちろん、お母さんは激怒し

「新しい車を買う。お金はある」と

言ってきましたが、ダイアモンド・

ユカイさんは、近所のディーラーに

端から電話して、車を売らないで

下さいと言い、またお母さんが

協力を求めそうな親せきや友人にも

先回りして協力を頼んだそうです。

結局、お母さんをだましたことに

なりましたが、「親を親と思うな。

それが親のためだ」と、

ダイアモンド・ユカイさんは

強調しています。

ライター・田中亜紀子さんの場合

ライターの田中亜紀子さんは、

80代のお父さんの免許を

半ば強引に取り上げました。

非常にプライドの高いお父さん

だったため、返納を促しても

キレるばかりで、田中亜紀子さんは

殴りかかられたこともあったそうです。

それでも、認知症を患ったお父さんが、

車で出て道に迷うなどするように

なると、いつか人を巻き込んだ事故を

起こすのではと思い、免許の返納が

無理なら取り消しにしてもらおうとします。

ところが、認知症の診断をくだした

かかりつけの医師は、

「免許を取り上げる権限はない」と、

とりあってくれなかったといいます。

役所の介護担当も、警察署も具体的な

手段には出られないというばかりでした。

警察の運転免許センターにも相談を

持ちかけましたが、「次回の更新の

際に認知機能の検査で引っかかると

思います」と言われ、次の更新まで

2年もあったため、こちらも断念。

それでも田中亜紀子さんは

あきらめず、同じ運転免許センターの、

適性相談室という名称の部署に

かけあいました。

すると、「認知症診断が下りた人は

運転できません」との回答が。

結局、「権限がない」といった医師が

そのことを知らなかったことが判明

したのです。

その医師の申し立てを公安委員会が

受け、取り消し処分に向けて聴聞会を

開く旨の通知が出されることになりました。

しかし、この方法では申請した人が

誰か分かってしまうため、家族や医師が

本人に恨まれたりするなど、

トラブルは起きるといいます。

しかしそんな中、田中亜紀子さんの

お父さんは、車で出かけて物損事故を

起こし、警察の厄介に。

さすがに家族が一丸となって?返納を

勧めたものの、お父さんは興奮して

怒鳴りながら、免許を持って自室に

逃げました。

事故を起こしてもなお、

返納を拒んだのです。

最終的には、年配の医師に「もう車は

卒業したらいかがですか?」と

説得され、お父さんは納得されたそうです。

スポンサードリンク

効果的な説得方法

田中亜紀子さんのお父さんのように、

家族にどれほど言われても、

頑として受け付けなかった人が、

別の人に説得されて折れる

ケースはあるようです。

孫に言わせる

家族の中でも最も効果的なのは、

に言わせることだそうです。

かわいい孫が情に訴えて、

「おじいちゃん/おばあちゃんが

心配」と言うと素直に折れる人は

多いみたいです。

さらにシビアな発言として、

「孫と交通刑務所で会うとか

イヤでしょ? おじいちゃんが

犯罪者だなんて悲しむよ」と

ずばり言ったという意見もありました。

スポンサードリンク

「やめる」ではなく、「卒業」にする

卒業という前向きな決断をして、

家族全員で大いに祝った、

という人もいます。

卒業証書を作って額に入れて飾り、

卒業式にはホテルで豪華な食事会を

するなど、盛大に祝うことで、

運転を辞めるさびしさをなくしたそうです。

お金の問題にする

本人の能力や、年齢、体力などを

「心配される」と、逆に

「私はまだ大丈夫」と意固地になる

人は多いもの。

しかし、「車にはお金がかかる」と、

お金の問題として理詰めで説明すると、

プライドを傷つけずに受け入れ

やすくなります。

車の使用頻度と、維持費を天秤に

かけ、車を手放した方が得であると、

実際の数字などを示して説得する

のが効果的なようです。

また、自治体によっては、免許を

返納した人にタクシー利用券を

出したりするなどの特典を設けて

いるところも多いので、それも

含めてアピールするのも有効です。

スポンサードリンク

公安委員会による免許取り消しの方法

ライターの田中美紀子さんの

場合のように、認知症と診断された、

運転が危なく辞めさせたいなどの

場合は、免許の取り消しという

手段も取れます。

全国都道府県の運転適性相談窓口

相談に乗ってくれます。

しかし、認知症の高齢者の場合、

免許が失効したことを本人が忘れて

乗ってしまう可能性もあります。

自動車そのものを処分できれば

いいですが、他の家族が使用する

などの場合は、キーを隠すなどの

工夫も必要でしょう。

高齢者の運転ミスによる事故の

報道が後を絶たない今、家族が

人生の終盤に大きな後悔を背負う

ことのないよう、家族にできる

ことをまとめてみました。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする