不入流の現代のシミ抜き道とは ? 『それって!?実際どうなの課』

今回は、クリーニング業界にその名をとどろかす「不入流(いらずりゅう)」をクローズアップしたいと思います。

シミ抜きの技術を極め、和服も洋服もみごとによみがえらせる技能集団。

その技術は一般の人でも習得できるのか、調べてみました。

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目次

不入流とは?

シミ抜きの驚きの技術とは?料金は?

不入流に入門するには?

不入流とは?

不入流、と書いて「いらずりゅう」と読むこの流派は、シミ抜きの技術を極めた、シミ抜き道のエキスパートたちを擁する団体の名前です。

不入流は1980年に高知県に総本山を構え、祖主・高橋勤氏を頂点に、古くから伝えられてきたシミ抜きの技術をさらに改良し、独自のシミ抜き技術を確立した流派として誕生。門下生は全国に3,000人を数える一大流派です。

↑高橋勤氏

不入流という珍しい名前は、高橋氏の故郷である四国の修験者の霊峰・「不入山」から採ったそうです。『不磨不入』、磨かざる者入るべからず、という不断の精進を決意する名前は不入流の神髄でもあります。

流派内においては、高橋氏を最高位として、以下、洋服・着物のシミ抜きの技を極めた匠聖(しょうせい)、洋服のスペシャリストとして、また、生徒や弟子の指導も行う師聖(しせい)、そして、基本技術全般を習得した師範(しはん)、という階級制を敷き、試験の合格者に看板を授与しています。

なんだか物々しいですが、技術の継承と自身の切磋琢磨、そして後進の指導に重きを置いていることが分かります。

現在、不入流は、高知を総本山に、東京に伝習館を持ち、技術や洗剤の開発や、技能の修練、後進の指導を行い、また一般の人からのシミ抜きの依頼を受けています。

↑高知の総本山のサイト

一般の人からのシミ抜き依頼を受け付けています。

↑東京の伝習館のサイト

細かい処理事例やおよその料金も掲載されています。

↑不入流師範会のサイト

「あなたの街の不入流」として各地の師範の紹介や、生徒募集も行っています。

シミ抜きの驚きの技術とは?料金は?

不入流は、洋服に限らず、靴や鞄、そして特に難しいと言われる着物のシミ抜きも行っています。

洋服に関しては、衿・袖口の汚れや汗じみ、色じみなどのシミ抜きの他、色泣きの修正、変色や、カビの除去をおこなっています。

特に難しいとされる着物のシミ抜きは、桂洗いと呼ばれる洗い方で、シミ・汚れを手作業で除去、色修正、柄修正を施した後に、ホワイトガソリンを使用して手洗いする方法などを採っているそうです。

洗剤は粉石けん、中性洗剤、クエン酸などの基本的なところから、超低温洗剤Z-25、過炭酸、過硫酸といった、素人には何だかわからない溶剤を使用する他、シミ抜き専用の溶剤として、会員限定配布の「天花」といった独自のものや、万金丹、P-5000酵素剤など、これまた謎の洗剤が使われるとか。シミ抜きの道は実に奥が深いと分かります。

そうなると気になるのはお値段ですが、事前にインターネットで見積りを依頼することもできます。

東京伝習館のサイトの料金表によると、洋服の場合、ワイシャツのクリア洗浄2,000円から、コートの再生洗浄40,000円までが目安のようです。

着物の場合は、浴衣の京洗い3,000円から、振袖の桂洗い45,000~50,000円という感じです。

高価だった服や、愛着のある服をよみがえらせる方法として覚えておいて損はないと思います。

また、プロの手を借りず自力で、という方には↓こちらの書籍もお勧めです。

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不入流に入門するには?

ぜひ入門したい!という方、不入流は生徒募集を行っています。

基本的にクリーニング関係の業者さんを対象としているようですが、体験コースは、1年間に10回の授業で7万円の授業料で参加でき、見学も可能だそうです。

もしあなたがクリーニング屋さんで、本格的に修行したいとお思いの場合は、不入流の教室に10年以上通い、さらに師匠のもとに住み込みして弟子入りし、精進する方法もあります。こちらは流派を継承する覚悟を求められる狭き門です。

まとめ

シミ抜きの世界に流派があり、厳しい道場があることを全く知りませんでしたが、シミ抜きの道は一日にしてならず、という奥深さを感じました。

私自身、お気に入りのコートに油シミをつけてしまい、凹んでおりましたが、不入流のお店に持っていくには安物なので、本を買ってみようかなと思いました。

以上、不入流のシミ抜きの紹介でした。ではでは~

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