人生会議ポスター吉本興業と4070万円で契約も炎上した批判の内容は?そもそも人生会議とは

(出典 : https://www.asahi.com)

今回は、厚生労働省が11月25日に

発表したものの、多くの批判を

受けて、翌26日に自治体への

発送を辞めた「人生会議」の

ポスターにまつわる状況を

クローズアップしたいと思います。

ポスターは1万4千部作成された

といいますが、ポスターと動画の

作成に際しては4,070万円という

大金がかかったそうです。

どんな人たちからどんな批判が

出たのでしょうか。

また、それほどに税金を投入した

人生会議」とはそもそも何なのか、

調べてみました。

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吉本興業と4070万円で契約

ポスターでは、お笑い芸人の

小籔千豊(こやぶ・かずとよ)さんが

患者に扮して、死に際しての思いを

独白するというものです。

文章は以下になります。

「まてまてまて
俺の人生ここで終わり?
大事なこと何も伝えてなかったわ
それとおとん、俺が意識ないと思って
隣のベッドの人にずっと喋りかけてたけど
全然笑ってないやん
声は聞こえてるねん。
はっず!
病院で
おとんの
すべった話
聞くなら
家で嫁と
子どもと
ゆっくりしときたかったわ
ほんまええ加減にしいや
あーあ、もっと早く
言うといたら良かった!
こうなる前に、みんな
「人生会議」しとこ」

「命の危機が
迫った時、
想いは正しく
伝わらない。」

このポスターは、厚生労働省が

吉本興業に一括委託して制作

させたものだそうですが、

その金額はなんと4,070万円

だったそうです。

企画から制作までを丸投げ

したとはいえ、破格の値段と

言えるでしょう。

そんな大金をかけたポスターと

動画(未発表)が、たった1日で

お蔵入りとなったのです。

批判の内容は?

ポスターが公表された25日の

当日から、批判はSNSなどで

拡散されました。

全国がん患者団体連合会の

天野慎介理事長は、

「これでは人生会議という

よりは、死に方会議の

ポスターです。自分は死ぬとは

思ってない人が考えたポスター

ではないでしょうか」

「人生会議は必要だが、

その内容を誤解させかねないし、

脅しとも取れる内容で啓発と

して有効か疑問だ。関心がない

人たちに『刺さる』ことを優先

し過ぎて、当事者への配慮を

欠いている」

と、表明しました。

また、スキルス胃がんの患者や

家族を支援する認定NPO法人

「希望の会の轟(とどろき)」の

浩美理事長も、「当事者」目線で

批判を投げかけ、

「遺族を傷つける可能性もある。

家族に対し失礼でもある」

としています。

同様の声は卵巣がん体験者の会

「スマイリー」代表の

片木美穂さんからは、

「病院で死ぬ人を見たことが

あるのでしょうか?

家族は大事な人の死を受け止める

のに必死で、患者さんに声をかけ、

足をさすって必死になっている

時間です。最後の大事な時を茶化

されているようで不快です」

と語り、

「家族と話し合う内容が、

どうやって死ぬのか、と

なっているのに違和感がある

のです。

者の立場になれば、

どうやって死ぬかを話し合いたい

のではない。その瞬間まで

どう生きるか、どう過ごしたいか

ということを話したいのに、

『死』に焦点が当てられているのです」

と批判しています。

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そもそも人生会議とは

議論の的となった「人生会議」とは、

アドバンス・ケア・ プランニング

という考え方に対し、厚生労働省が

去年、愛称として「人生会議」と

名付けたものです。

アドバンス・ケア・ プランニングとは、

厚生労働省の公式サイトによれば、

「あなたの大切にしていることや

望み、どのような医療やケアを

望んでいるかについて、自ら考え、

また、あなたの信頼する人たちと

話し合うこと」

だそうです。

つまり、

自分にもしものことが起きた時、

事故や重篤な病気になった時、

どうしてほしいのか、また、

何をしてほしくないかを家族や

医師らと話し合い、共有すること

と、説明されています。

いわゆる「終活」が、死後の

整理を考えるものなら、

人生会議は生きているときの

希望について考えるものと言えます。

しかし、今回のポスターで

多くの批判が上がっているのは、

ポスターが生き方ではなく、

まさに死ぬときに際して、

周囲に対し不満を抱いている人の

後悔を茶化しているように見える、

というものなのです。

それはつまり、このポスターを

病院などに貼り出した時、

患者自身や、その家族がどんな

気持ちになるかに対し、

配慮がない、ということなのです。

死の直前に後悔するのはイヤ

ですよね、死はコワイですよね、

と、ポスターを見る人を脅かして

いる、しかもそれを茶化して

言っている、と取られたのです。

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人生会議から逃げた厚生労働省

厚生労働省が人生会議

啓発ポスターをお笑いの

吉本興業に丸投げしたことが、

そもそもの問題だったと私は

思いました。

それは、人生の最後の在り方

という、とても重い問題を、

お笑いで伝えようとしたこと、

それが「逃げ」の姿勢に見える

からです。

お笑いが悪いのではありません。

笑ってごまかそうとする態度に

問題があるのです。

4000万円という大金をポンと

渡して、あとは知らんぷりという、

考えることを放棄したことが、

今まさに人生の在り方に向き

合っている、逃げずに戦って

いる人たちに対して失礼だった

ということです。

厚生労働省は、当事者たちの

戦いに目を向けなかった、

と書くと、厚生労働省が悪で

あるかのように感じますが、

人間は死を恐れるもの。

そう考えると、とりあえず現状

「健康」である厚生労働省の

人たちが逃げ出してしまった

ことは、責められないのかも

しれません。

それでも、人生会議を提唱する

なら、もっと深く考えて

ほしかったですね。

以上、人生会議ポスター炎上に

ついてでした。

ではでは~

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