神田 松之丞 チケットの取れない講談師ってどんな人? 人気の秘密は?

今回は、今最もチケットの取れない講談師、神田 松之丞さんをクローズアップします。

そもそも講談師ってどんな人?というところから、現在の活躍ぶりを調べてみました。

目次

プロフィール――講談師とは

伝統を受け継ぐ

「呼び屋」としての活躍

新しい講談の形

プロフィール――講談師とは

神田 松之丞(かんだ まつのじょう)。1983年生まれ。

高校生の時に6代目三遊亭圓生の講談を聞いて興味を抱き、浪人時代には立川談志の「追っかけ」になるほどのめりこんだそうです。

2007年、武蔵大学経済学部を卒業後、3代目神田松鯉(かんだ・しょうり)に入門。講談師としてのキャリアをスタートします。

講談師とは、釈台(しゃくだい)という小さい机の前に座って「読み物」と呼ばれる演目を語る芸人のこと。内容が歴史ものであること、張り扇と拍子木で調子を取りながら語るところが、落語ととは異なります。

昔は講談専門の上演小屋があったほど人気がありましたが、今の講談師は神田さんいわく「絶滅危惧種」というほど少なくなり、講談は「消えゆく文化」と思われていました。

神田松之丞さんは、そんな講談の世界に彗星のごとく現れ、独演会のチケットは常に完売御礼の大人気講談師なのです。その人気は講談界に「明治以来100年ぶりのブーム」を呼んだと評価されています。

2012年、二ツ目昇進。

2015年、「読売杯争奪 激突!二ツ目バトル」で優勝。

2017年からは、ラジオ番組『問わず語りの松之丞 』のパーソナリティをつとめ、異色のキャリアを歩き始めます。

2018年には、第35回浅草芸能大賞新人賞を受賞。

2020年には真打への昇進が決まっており、その実力は講談界内外から高く評価されています。

現在、覚えた持ちネタは140を超え、特に連続物に力を注いでいるそうです。

プライベートでは2018年に第一子が誕生。好きな漫画は『スラムダンク』だそうです。

伝統を受け継ぐ

歴史ものを扱うため、笑い中心の落語より敷居が高いと思われがちな講談の世界。

講談師はまず、「読み物」(ネタ)を覚えなくては始まりません。

神田さんは最初の読み物『三方ヶ原軍記』を覚えるのに2か月かかったそうですが、次の『鉢の木』では一念発起、1週間で覚えたそうです。それは、師匠から「お前は将来名人になる」と褒められたほどの努力でした。

しかし、衰退していた講談の世界の、良いところと悪いところは明確だったと言います。

神田さんにとって講談は、内容が純粋に面白い、張り扇などの道具を使うのがかっこいい、というものだとか。

反面、お客は常連の人に固められ、講談師もそうした常連に向けて芸を見せていて、新しいお客さんへのアプローチがないと感じたそうです。

神田さんは、講談という歴史ある芸を、もっと広く知ってほしい、新しいお客さんに講談という「宝」をもっと知ってほしいと思い、新規のお客さんを招くための活動を始めました。

講談を収めたCDでは、「講談を見に来てくれる人」だけでなく、「講談を見たことのない人」たちのもとへと神田さん自身が歩み寄っています。

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「呼び屋」としての活躍

神田さんは、2017年から、ラジオ番組『問わず語りの松之丞 』のパーソナリティをつとめ、異色のキャリアを歩き始めます。ラジオ出演は「名刺を配るようなもの」で、とにかく講談の知名度を上げたいという思いから始めたそうです。

さらに、バラエティなどのテレビ番組や、イベントなどにも出演し、異業種のアーティストとのコラボも積極的にこなしています。アニメ映画『未来のミライ』に声優として出演したり、企業のCMに出るなど、「名刺配り」の活動は前代未聞の広がりを見せています。

そんな神田さんに注目が集まり、書籍『絶滅危惧職、講談師を生きる』や、雑誌Penから『完全保存版 1冊まるごと、神田松之丞』 などが出版されました。

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新しい講談の形

神田さんの「語り」は、講談をもっと身近なものにしようという意欲にあふれています。

2019年に入って、「語り」を生かしたCMに立て続けに出演されました。

人気漫画『One Piece』の新刊の広告では、わくわくする語りを披露されています。

【本編】JC『ONE PIECE』92巻発売 神田松之丞 講談 『ONE PIECE』ワノ国〜侍の国の冒険〜

フォルクスワーゲンの広告ではしっとりとしたいい話を披露。こちらも素敵です。

神田松之丞 × Volkswagen「$3,000と2人の男」

現在は講談普及のため「二足のわらじ」として様々な活動をしている神田さんですが、いずれは講談一本に戻るおつもりとか。「講談を本気で極めようとすると、何かと一緒にやっていけるほど甘くない」という理由だそうですが、CMで見せてくれたような、新しい語りもまた、神田さんの魅力、講談という芸の魅力として、残してはくれないだろうかとも思う次第です。。

以上、神田松之丞さんの紹介でした。ではでは~

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