山村武彦氏の災害に備える互近助とは?講演依頼の方法『まる得マガジン』

今回は、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏を紹介したいと思います。

災害列島・日本で防災力を上げるためにはどうしたらいいか、山村氏の提唱する方法について調べてみました。

目次

プロフィール

「互近助」と「在宅避難生活訓練」

災害に対して重要なこととは?

防災講演会を依頼するには?

プロフィール

山村武彦さんは、1964年(昭和39年)の新潟地震をきっかけに、防災・危機管理の必要性を痛感したそうです。しかし当時は「防災」や「危機管理」という言葉も普及していなかった時代でした。山村さんは同年に防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」を設立し、自力で被災地をめぐり、以来50年をかけて、250か所以上の災害被災地をめぐって現地調査を行い、情報や教訓を発信しています。

現在は防災・危機管理アドバイザーとして、2500回以上の講演活動や、多くの著作を通じ、企業や団体から個人に至るまで、各々が防災力をつけることを提唱しています。

また、貴重な調査データや写真をホームページ上で無料公開。「命の笛」や、「互近助(ごきんじょ)さんの歌」などの無償配布・普及にも努めています。

さらに、災害現場での電源の確保の必要性を重視し、小型の非常電源の発電機を開発、その技術も公開し、東日本大震災の際には救助活動などで寄与したとして、科学技術庁長官賞を受賞しました。

著作では、その題名のインパクトから話題にもなった、『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』の新版が発売されています。

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山村さんは、災害に置いて重要なことを「状況の洞察・把握」「展開予測」としています。

限られた範囲であってもとにかく情報を収集し、把握すること。そしてそこから次に何が起きるかを想像し、優先順位をつけて行動すること、とされています。

ちなみに、山村さんが被災地に赴くときの荷物は、ヘルメット、カメラ、充電器、携帯PC、長靴、雨具、防寒着、そして食料だそうです。

「互近助」と「在宅避難生活訓練」

山村さんは「互近助」と書いて「ごきんじょ」と読む防災力を提唱しています。

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広域災害では、すぐに消防や救急車が来ることは期待できません。

阪神淡路大震災では、3万5千人以上の人が倒壊した家屋の下敷きになりましたが、その大半の人は家族や近所の人に助けられたというデータがあるそうです。

山村さん自身も大阪から神戸に入り、救助活動を手伝うことで、近所の人同士で助け合う「近助」の力を痛感し、防災の原点として認識したと言います。

山村さんはこの「互近助」という考え方を普及させ、防災力を高めるために、『互近助(ごきんじょ)さんの歌』を自ら作詞し、曲としてホームページ上で発信しています。歌詞や曲のダウンロードはフリー、カラオケバージョンも入ったCDを郵送料金の実費のみで配布しています。

また、下敷きになったり、閉じ込められたりした人が、外部に助けを求める時に使える「命の笛」の普及活動も行っています。詳細はホームページ上で確認できます。1個からでも配布しているそうなので、必要な方自身や家族に持たせたい方は「命の笛推進本部事務局」に問い合わせてみてください。

「命の笛推進本部事務局」

神奈川県茅ケ崎市幸町21-24「画廊物語」内

電話:0467-87-4012

FAX:0467-87-0618

山村さんがもう一つ重視していることは、災害直後の命に係わる危険を脱した、そのあとにくる非日常の生活です。

大災害の際に家に帰れなくなった、あるいは家屋が倒壊した人は避難所へ行く、ということは現在の常識かもしれません。しかし、避難所での生活は不便と緊張が際立つ、いわば劣悪な環境でもあります。

阪神・淡路大震災の際には、地震発生直後を生き延びた人が、避難所での生活を通して持病を悪化させたり、体調を崩したりして亡くなる震災関連死が3か月間で約900人に上ったそうです。

熊本地震では、地震による死者が55人であったのに対し、避難生活中に亡くなった関連死は192人にも上りました。

本来なら防げたはずの関連死をできるかぎり減らすことが課題なのです。

現在は耐震性を高めたり、地震に備えた家具の配置や、ガラス窓に飛散防止シートを貼るなど、防災の対策をとることで自宅のダメージを減らし、災害後も自宅にいられるケースが増えています。

そうした際に、避難所へ行くのではなく、自宅で数週間生き延びる「在宅避難」という観点を重視してほしいと山村さんは提唱しています。

そして「在宅避難生活訓練」を実践し、停電、断水、ガスの停止、電話の不通、食料の調達困難などを考慮して、自宅で1週間を生きのびるための準備をすることが重要だと強調されています。

家族で防災を考えるきっかけとして、山村さんが書いた絵本もよいのではないでしょうか。

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防災講演会を依頼するには?

山村さんは、企業や自治体の防災マニュアル作成の監修や、各地での講演に力を入れています。

依頼や問い合わせは、防災システム研究所で受け付けているそうです。

防災システム研究所
TEL:03-5771-6338
FAX:03-5771-6339

メール
kouen@bo-sai.co.jp

まとめ

「災害列島」という言葉があるくらい、日本には様々な災害が起こります。

それらを完全に予知したり、なくすことは無理でも、備えて軽減することは可能である、と今回強く思いました。

いつか、ではなく一日も早く、防災のための行動を起こすことが命をつなぐかもしれません。

以上、山村武彦さんの紹介でした。ではでは~

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