松坂桃李の演技力 障碍や喪失、異能を表現する役どころが得意?

今回は、ドラマ『パーフェクト・ワールド』の主演が決まった松坂桃李さんを見てみたいと思います。

戦隊シリーズで主演デビュー以来、人気俳優の道をまっしぐら!な桃李さん。

しかしこれまでのきゃリアを見ると、演じてきた役に2つの共通点があるように見えます。

キーワードは「喪失」と「身体」。

俳優としての実力もしっかり持って、難役に挑戦される桃李さんの演技を探ってみました。

目次

プロフィール

デビュー――喪失のヒーロー

障碍者、催眠術師・・・身体的な表現の役が多い?

プロフィール

1988年生まれ。

桃李(とうり)」という名前は、『史記』の「桃李不言下自成蹊(とうりものいわざれども、したおのづからこみちをなす)=人格者のもとには自然と人が集まるという意味、加えて中国の故事「桜梅桃李(おうばいとうり)」=花はそれぞれ違うがどれも美しいように、人もまたそれぞれに良さがあるという意味、の二つから採られたそうです。お父さんは大学で教鞭をとられているそうで、教養溢れる命名だったんですね。ちなみにひらがなは「とうり」ではなく、「とおり」であるのもご両親のこだわりだそうです。

2008年(20歳)、「チャレンジFBモデル2008オーディション」にてグランプリを受賞し、芸能界に登場。

翌2009年(21歳)、「スーパー戦隊シリーズ」『侍戦隊シンケンジャー』の志葉丈瑠 / シンケンレッド役を射止めて俳優デビューを飾りました。

2011年、『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』では、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、演技力を認められます。

その後も映画、テレビドラマに数多く出演しますが、ちょっと面白い特徴があるみたいです。

たとえば、2016年に舞台『娼年』で主演したあと、2018年には映画『娼年』でも同じく主演を務めたり。

2017年に、Webドラマ『不能犯』で主演したあと、2018年の映画版でも同じく主役を演じています。

『娼年』は小説が原作、『不能犯』は漫画が原作ということで、もともと原作のファンがついている作品ですが、それを続けて演じたということは、原作者やファンのお墨付きを得ての再登板だったと言えるでしょう。

2019年には、大河ドラマ『いだてん』や、ドラマ『パーフェクトワールド』、映画『居眠り磐音』での主演作が待っています。

デビュー――喪失のヒーロー

いまや若い俳優の登竜門として大注目の戦隊シリーズの『侍戦隊シンケンジャー』で、主役の「レッド」を勝ち取った松坂さんですが、終盤ではあっと驚く大展開があった作品でした。

松坂さん演じる丈瑠=殿は、実は影武者で、本物の「殿」は別にいたのです。しかも殿じゃなくて正確には「姫」だったという二重のどんでん返し! 姫野登場によって丈瑠はお役御免となってしまうのです。

幼いころから殿として生きてきた丈瑠は「殿でない自分は初めてだ」と落ち込むほどで、歴代の「レッド」にない「喪失」の展開に、レッドでありながら陰りのある演技が要求された役でした。

デビュー作品で、この難役をこなされたことが、のちの演技力を深めたのかもしれません。

障碍者、催眠術師・・・身体的な表現の役が多い?

松坂さんのプロフィールを見ていて気付いたのですが、演じられた役にある共通点がありました。

身体的な、それも特殊な表現が要求される役を、いくつか好演しています。

2014年に『全盲の僕が弁護士になった理由〜実話に基づく感動サスペンス!〜』で、主人公の全盲の弁護士役を演じたときは、盲人という特殊な役柄を、サングラスなどに頼らず、目を開けたまま演じました。視線があるようでない、というのは難しかったのではないかと思います。

逆に、2015年の『視覚探偵 日暮旅人』の主演では、視覚以外の感覚をなくした男を演じています。「匂い・感情が目で視える探し物探偵」というフィクションの設定ですが、これはこれで目だけで演技しなければならない役です。

2017年(Web配信ドラマ)、2018年(映画版)『不能犯』では、赤い瞳で他人の心を支配し、思いどおりに行動させる、マインドコントロール能力を持つ主人公で、文字どおり、「目ぢから」が肝の役柄です。

そして2019年の春ドラマ『パーフェクトワールド』は、下半身不随で車いすに乗る主人公という設定で、上半身だけで演技しなければならない難役を掴んでいます。

こうして見ると、松坂さんの演じ方は、身体能力のある/なし、あるいは異能の表現が要求される役が続いているように思います。それぞれに松坂さん独特のアプローチが要求される役ですが、半面、『全盲の――』はノンフィクションで実在のモデルがいる役を、『不能犯』『パーフェクト――』では、人気漫画の実写化として、すでについているファンを落胆させない演技をしなければなりません。そういう役をみごとこなされているというところが松坂さんのすごさではないでしょうか。

まとめ――演技力に期待

ということで、松坂桃李さんのこれまでの役と、その特徴を見てみました。

俳優としての実力を持ち、またそれを生かせる役に恵まれた、強運のもとに生まれた俳優さんだと思います。

今後のご活躍も楽しみです。

以上、松坂桃李さんの紹介でした。ではでは~

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