(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
今回は、10月4日オンエアの
『先生、、、どこにいるんですか?』に
登場する、俳優の津田寛治さんの
絵画が、とても上手くプロ級だったので、
クローズアップしたいと思います。
硬軟さまざまな役を演じる
津田寛治さんですが、
子どもの頃は漫画家になり
たくてずっと漫画を描いて
いたとか。
そして俳優になった今も
趣味で絵を続けているといいます。
実は、絵画、小説、音楽、演劇に
携わる人は、メイン以外に他の
ジャンルでも秀でている人が
多いようです。
俳優でありながら絵を描いたり、
絵描きでありながらバンドを
組んでいたりすることがあって、
それがまた上手いという、
不思議な連環があります。
津田寛治さんの絵もまた、
実に個性的で、素晴らしいものでした。
手紙
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
描かれている文字が手紙で、
描かれている彼女にあてたもの。
『次に生まれてくるときには
幸せをつかんでください』
とあります。
「久しぶりに彼女から電話が
かかってきて、「飲もうよ」って
言われたんだけど、明日早いから
って断っちゃった。
その数時間後に飛び降り自殺を
してしまったので、非常に
思い入れのある絵です。」と
語っています。
指輪
(出典 : https://t-taf.com)
当時付き合っていた彼女、
現在の「カミサン」から
もらった指輪。
夜中の新宿を放浪しまくって、
始発で帰る時に彼女がくれた。
左端にちょこんといるのが自分。
自画像
(出典 : https://www.sponichi.co.jp)
中心のぼんやりした影が自分。
きらびやかに回っている
メリーゴーランドは
今いる芝居の世界とか。
二人
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
「女性はカミサン。男性は、僕。
でも僕はこんなにがっしり
してないんですけどね。」
筆を使わずパレットナイフだけで
描いた作品。
アトピーの少女
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
20代の頃付き合っていた
ときの彼女。
朝、寝ている姿を見ると、
浮かび上がっていたアトピーが
ものすごくきれいに感じて、
それすらいとおしいと思った。
電子レンジ
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
一人暮らしの頃、よく電子レンジで
牛乳を温めて飲んでた。
夜中に起きて、寒くて、元気がない
自分だったけど、電子レンジは
ものすごい轟音を立てていて、
パワーがが出ていたことに励まされた。
飛行機を持つ少女
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
写真を見て描いた絵。
古い写真で、昭和の中頃か、
友達が小さかった頃のもの。
憧れ
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
実家の母の家のトイレに絵を
飾ろうと思って描いた絵。
トイレが明るくなるように
ひまわりを描こうと
すぐ決めた。
ひまわりが背を向けて、
太陽を見てあこがれて
いるもの。
窓のないトイレだった
のでステンドグラス風にした。
全身と小指
(出典 : https://www.art-life.ne.jp)
堀江慶監督の作品、2005年の
『全身と小指』に、
スケジュールが合わなくて
出られなかったのだけど、
代わりに絵を描いてほしい、
劇中で使いたいと言われて
描いたもの。
さまざまな画風
いかがでしたでしょうか。
一つの画風や画材、描き方に
とらわれず、さまざまに、
自由自在に描かれたこれらの
絵は、どれもとても力強い絵
だなと思いました。
同時に、友達やお母さんなど、
誰かをモチーフにして、
誰かのために書いている作品が
多いのも、津田寛治さんの
絵の面白さかなと思います。
今は俳優として仕事をしているが、
俳優を引退したら絵を描きたい
という津田寛治さん。
しかし、今でも十分人を魅了する
これらの絵を、いろいろな機会を
とおしてもっと発表してほしいな
と思いました。
以上、俳優・津田寛治さんの
描く絵についてでした。
ではでは~