『TOKYO MER 走る緊急救命室』第1話の感想・レビュー

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(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

2021年夏の日曜劇場は、

事故や災害の現場に駆け

つけて奮闘する医師たちを

描いた

『TOKYO MER 

走る緊急救命室』です。

「待っているだけじゃ

救えない命がある」

医療のスペシャリストたちが、

特殊大型車両「ERカー」で

現場に飛びこんでいく、

医療アクションドラマ?の

初回は25分拡大スペシャルで

オンエアされました。

ネットの反応では賛否両論、

いえ、否の方がちょっとだけ

多いかもしれない感じですが、

筆者は医療ものというよりは、

アクション・ヒーローものと

して、ときめきながら見ました。

そんな第1話を勝手にレビュー

してみたいと思います。

*****追記*****

『TOKYO MER 

走る緊急救命室』

第1話の平均視聴率(世帯)は

14.1%(関東地区、ビデオ

リサーチ調べ)だったことが

分かりました。

なかなかの好スタートで、今後も

期待ができます。

*****************

結論 カッコイイから許す!

(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

日曜劇場までが医療ものを

やると聞いて、

「今度はどんなネタでくる

んだろう」と思いつつ視聴

しましたが・・・番組放映

終了後のネットの反応を見ると・・・

事故現場でヘルメットすら

被らないってどうなの?

レスキューより先に現場に

入って行っちゃうお医者さん

ってありえないでしょ

二次災害出るだろ

と、辛口のお言葉が多め?

という感じでした。

要はリアルじゃない、

ということですね。

しかし、ドラマというものは

リアルならばいいというもの

でもありません。

むしろ現実にはないものやこと、

こうなったらいいなと感じさせる

適度な嘘が必要だと筆者は思って

います。

つまり、「カッコよければヨシ!」

ということです。

リアルなものが見たいなら

ドキュメンタリーやニュース

番組を見ればいいわけで、

あえてドラマを見るならば、

それらの上に乗っかる

カッコよさがなくては見る

意味がないとまで思っております。

その点で『TOKYO MER 

走る緊急救命室』は、リアルと

ドラマがうまく補完し合っていて、

アラも目立つがかっこいいので

許せる!レベルに仕上がっていた

と思います。

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監修はどこ? それでも気になるリアル

とはいえ、リアルはドラマの

底力を支える重要なファクターです。

ここでケチるとドラマは

とたんにつまらなくなりますよね。

私はこの手のドラマを見るとき、

監修協力のメンツをチェックします。

どんな「その道のプロたち」が、

そのドラマ作りに協力しているかで、

リアルの度合いが変わってきますからね。

ということで、

『TOKYO MER

走る緊急救命室』

誰が監修しているのか、

公式サイトをチェック。

医療監修

東京都済生会中央病院

救命救急センター

北里大学病院

救命救急・災害医療センター

上尾中央総合病院

医事指導

北里大学病院

救命救急・災害医療センター

看護指導

医療コーディネータージャパン

消防協力

東京消防庁

レスキュー指導

NPO法人

日本消防ピアカウンセラー協会

警察指導

伊藤鋼一

すごいですね。医療ものドラマ

でも看護監修までつける番組は

なかなかないと思います。

消防は天下の東京消防庁の

全面協力で、物語の設定のみ

ならず、車両や機材なども

本物を提供しています。

監修を見る限りでは、非常に

リアルを追及していると思い

ました。

補足ながら、東京消防庁は

『TOKYO MER

走る緊急救命室』と早くも

コラボしており、すでに↓の

ようなポスターを作って

盛り上がって?います。

こういうノリ、好きです。

(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

救急車を呼ぶか迷った時に

相談できる東京消防庁救急

相談センターの電話番号・

“#7119″の告知ポスターですね。

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ガジェット=ERカーがかっこいい!

実は俳優よりかっこいい

思って筆者が目を奪われた

もの、それは、主人公たちが

乗りこみ、現場での手術も

可能にするERカーでした。

トレーラー車両の内部に手術室と

前室をセパレートして設置して

おり、現場で高度な医療活動が

できるというものです。

このERカー、内部は

『新スタートレック』の宇宙船

エンタープライズ号のブリッジを

ほうふつとさせる間接照明が

未来的でかっこいいです。

もちろん、近未来ギミックが

満載の上、それらを統括する

AIも搭載していて、医師たちが

声でそのAI「TO1(ティーオー

ワン)」に指示を出せるという

のも、未来テクノロジ的でグーです。

「TO1、エアクリーン」

と言えば、室内の空気は即座に滅菌、

「TO1、ドアオープン」

と言えば、手術室のドアが自動で開く。

ア〇クサとかの技術を考えれば、

これはすぐにも実用化できそう

ですね。

さらに面白いところでは

「TO1、ドアクリア」

と言うと、手術室のドアが

透明になり、前室から手術室の

中が見えるようになるというのも、

ええっ?ナニソレ?と気になる

機能でした。

しかし、ギミックでいちばん

かっこよかったのは、

手術室の天井の照明です!

中央に無影灯を配し、円形に

ライトがついているのですが、

手術台をセットすると、この

円形部分がガコン、と上に

上がってライトをつけるという

ものなのです。↓の画像の青い

部分がせりあがります。

(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

『エアーウルフ』や『ナイト

ライダー』など、乗り物系の

ガジェットに弱い私はERカー

活躍に大満足。ガジェットに

予算を割いてくれてありがとう!

と、ときめいてしまいました。

物語がショボくなってもこの

ERカーさえあれば、私は毎週

見ますよ!と、ガジェット

オタクが久々に日本のドラマで

熱くなりました。

実際、俳優のギャラよりこの

ERカーの方が予算かかって

そうで、そんなところがおおいに

気に入っております。日曜劇場、

がんばりましたね!

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主人公がスーパーヒーロー!

主人公の、MERチーフドクターで

ある喜多見幸太(きたみ・こうた)

人物像は、とにかく熱い!といえます。

熱すぎて現場で無謀・無茶を

やらかして物議をかもして

しまうのですが、そんなところが

「ありえない」として、ネットの

レビューでは評価が低かったのは

残念なところです。

しかし、この作品はリアルな

医療ものというよりは、

近未来の医療アクションだと

思っている私は、まあ無茶な

シーンもこれまた

かっこよければヨシ!

と思ってしまいました。

そう、どんな困難にも負けず、

けが人がいればどんな危険な

ところへも駆けつける=往年の

戦隊シリーズ

『救急戦隊ゴーゴーファイブ』

思い出しました。

しかもヒーロー喜多見が熱い

レッドなら、バディ音羽は

クールなブルーと、キャラ付けも

戦隊ヒーローっぽいので、

そのへんはうそっぽいなりに

わくわくします。

そんな主人公ですが、

一つリアルな点は現場で怒鳴らない

ということでしょうか。落ち着いた、

ゆっくりした口調で、

「大丈夫ですか~?」

「お名前、言えますか~?」

と、けが人を安心させるように

声をかけつつ、シビアな

トリアージをさくさくと

こなしていくところは

今までのドラマにはない、

リアルなシーンだと思いました。

喜多見は戦隊のヒーローである

と思えば、「ウソ~」と思える

行動もOKになってしまうのです。

ヘルメットもマスクもなしで

崩落寸前の現場にレスキューより

早く突っ込んで行っても、大丈夫、

彼はヒーローだから必ず生きて、

けが人連れて戻ってくる、

と安心して観ていられるのですね。

緻密な設定やSF的なガジェットは

作りこみ、ヒーローはウソのように

かっこよく活躍させる。。。

フィクションのドラマとして、

ウソのつきかたはむしろ上手い

のではないかと思いました。

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脚本家さんに期待

第1話は25分拡大版でしたが、

最後までダレたり間延びしたり

しなかったのも良かったと

思います。

第2話も15分拡大だそうです

ので、テンポのいい展開を

期待します。

以上、カッコイイから許す!

ドラマが久々に現れたと、

筆者ミーハーに評価した

第1話でした。

途中で予算が尽きないことを

祈りつつ、がんばってほしいと

思います。

ではでは~

第2話以降のネタバレ感想はこちら↓

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