『TOKYO MER 走る緊急救命室』第3話の感想・レビュー

スポンサードリンク

(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

7月18日オンエアの

『TOKYO MER 

走る緊急救命室』第3話は、

たてこもりの犯人と、人質の

重病の少女をめぐるお話でした。

他の回の感想レビューはこちら

追記

この第3話の視聴率は

14・4%でした。

初回から徐々に上げて

きています。

がんばってますね!

スポンサードリンク

事件現場に乗り込むMER

いつものように事務室のバーで

懸垂などしている喜多見。

最初から余談でアレですが、

実際のお医者さんでもマシンなどで

鍛えてる人は多いらしいです。

というのも1回の手術に5時間かかる!

とかは普通に起こること。診察室で

座って問診するだけならいいですが、

手術となると、医療の技術と同じ

くらい、医師にはスタミナが要求

されるのだそうです。

名著『ブラック・ジャック』でも、

そうした手術を「今回はマラソンだぞ」と

言ったり、手術を終えたあと、廊下の

長椅子に倒れこむように寝てしまったり

するブラック・ジャック医師の姿が

描かれていました。

また、体力面を理由に外科の執刀医を

引退する医師も普通にいるそうです。

EMRのように、現場に駆け付ける

医師となると、担架を待たずに、

けが人や病人を担いで走る場面も

あり、喜多見が日々鍛えているのは、

まさにそうした「気合と根性」が

求められるからだと思います。

余談はさておき、今回の事件は、

飲食店に立てこもった犯人が

人質を取り、拳銃を乱射している

という物騒なもの。

ERカーで現着したメンバーは、

警察が敷いた立ち入り禁止の柵を

どけて駆け込んだため、警察に

怒鳴られてしまいます。

このへん、警察と救急医療班の

連携がありません。

例によってEMRを潰そうとしている

久我山には、

「警察はメンツを重んじる。そこに

救急医療のスタッフが入るのは

揉めるぞ」

と予言されてしまうのですが、

実際、現場を指揮している警察の

上部と、EMRを指揮する危機

管理室は対立してしまいます。

その間にも犯人がバンバン乱射して

きて、警察とEMRのメンバーは

近づくことすら危険な状況になって

いきます。

スポンサードリンク

犯人、いったい何発撃ってるんだ?!

飲食店に立てこもった犯人は、

別れた妻を呼び出せと要求

しますが、妻は最初の銃撃でケガを

しており、ERカーの中で手術中。

場合によってはすぐに病院へ搬送

しなければ、という状態でした。

犯人、自分でケガさせといて

「出せ」とかムチャです。

しかも犯人、いったい何発撃っているの

でしょうか? ちょっと弾、多すぎです。

窓の下に身を伏せて、手際よく弾を

装填する犯人を見て、おいおいと

思ってしまいました。

MERのメンバーは意識を取り戻した

妻の口から、娘が人質に取られて

いること、娘がⅠ型の糖尿病で

あることを知らされます。

少女はインスリンを注射した

ものの、そのあと食事をとらない

まま人質となってしまったため、

血糖値が下がりすぎて意識を

失ってしまったのです。

血糖値を上げなければ命に係わる

状態で、MERの喜多見はすぐに

処置をしなければ少女は死んで

しまうと犯人と交渉しますが、

籠城する犯人は看護師一人だけを

よこせと要求してきます。

すると、看護師の蔵前夏梅

(くらまえ・なつめ)が、

危険を承知で犯人と人質の

場所へ入ることを志願しました。

ぐったりしている娘を抱きかかえて

窓際で怒鳴り散らす犯人は、さらに

銃を乱射しますが・・・

スポンサードリンク

夏梅の覚悟とは

夏梅はシングルマザーで、自身にも

幼い女の子がおり、人質の少女と

ダブるものがあったのです。

苦渋の決断で、喜多見は夏梅を

治療に向かわせます。

防弾チョッキもなしというのは

ちょっと無茶な気もしましたが、

ともあれ、夏梅は飲食店の内部に

入ることに成功、少女に治療を

施します。

ところが容体がよくならない。

夏梅はそれが糖尿病だけではなく、

犯人が少女に食べさせたチョコ

レートに入っていたアーモンドが

アレルゲンとなったアナフィラキシー

ショックであると判断します。

これは現場では治療できないと

判断する夏梅ですが、犯人に

椅子に縛られてしまい、絶体絶命です。

機動隊員が負傷、飛び込む喜多見

隠しマイクを叩いて

「命の危険あり」と合図を

送った夏梅。

警察の機動隊がついに現場に

入ります。

ついでに?喜多見も飛びこんで

しまいます。初回ではレスキュー

よりも先に現場に飛びこんだ

喜多見、今度は機動隊と同時に

突入です。

いやいや、そこは制圧を待ってからに

しようよとも思いますが、

喜多見医師は常識を超えるスーパー

ドクターなので、もう全力で走ります。

無事人質を回収した警察ですが、

飲食店を脱出し、路上を懸命に

走る夏梅に犯人がしぶとく乱射した

銃弾が、夏梅を守っていた

機動隊員に当たってしまいます。

肩から大量の血が流れるにも

関わらず、夏梅に「自分はいいから

逃げて」とつぶやく警官。

夏梅は少女を抱え、重傷の警官を

路上に置いたまま、銃弾の

飛び交う中をERカーへと走ります。

スポンサードリンク

上層部はもめるが、現場は敬意をもって

喜多見は、撃たれた警官を

助けようと、ERカーを前進

させ「盾」にして回収しよう

と持ち掛けます。

警察はその提案をのみ、盾の列を

作ってERカーを保護しながら前進。

撃たれた警官のすぐ横に着くなり、

喜多見が飛び出して警官を診ます。

「大切な人を思い出して。

帰らなきゃ」

と励ます喜多見。音羽とともに

警官を抱えてERカーに収容しました。

その場で手術を始める喜多見たち。

しかし犯人はERカーに向かって

拳銃を乱射してきます。

だから本当に何発売ってるんだ犯人?

と思ってしまいますが、銃弾が

雨あられと降り注ぐ中、手術が

始まります。

横づけになったERカーの前に、

盾を並べて守る機動隊。

それでも弾丸はERカーに当たり

まくります。

「この車、防弾じゃないですよ~」と

運転席の徳丸が悲鳴を上げる中、

ERカーはガンガン被弾していきます。

それでも手術を終えた医療班。

しかも、制圧して捕えた犯人の

傷までも治療してやるのでした。

長い事件が終わり、MERの

メンバーがERカーから出てくると、

警察の機動隊が整列していました。

「敬礼!」

という声にビシッと右手を上げる

警官たち。

彼らは、医療班もまた、事件解決の

ために命を懸けたことに最大限の

敬意を示したのでした。

上層部は政治的な駆け引きだのメンツ

だの言ってモメてましたが、現場の

人々の思いは一つだったのです。

スポンサードリンク

夕方、娘を保育園に迎えに行く夏梅。

娘をママチャリに乗せますが、娘が

持っていた絵本を見て苦笑します。

「絵本にあこがれてEMRに入った

なんて知られたら恥ずかしいわ」

と言うその絵本は、ナイチンゲールの

伝記でした。

夏梅にも日常が戻った瞬間でした。

ということで、立てこもりや銃の乱射

という非日常と、ラストのなにげない

日常のコントラストが鮮やかな回でした。

救助する人たちにも家族がいる。

医療従事者への賛歌にしたいと

スタッフが意気込みを見せるこの

番組らしい構成だったと思います。

そしてそして来週は!

いよいよレスキューの王道・

崩落現場で絶体絶命編です!

1週間、楽しみに待ちましょう。

以上、『TOKYO MER 

走る緊急救命室』第3話

レビューでした。

ではでは~

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする