『TOKYO MER 走る緊急救命室』第2話の感想・レビュー

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(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

「待っているだけじゃ

救えない命がある」

事故や災害の現場に駆け

つけて奮闘する医師たちを

描いた

『TOKYO MER 

走る緊急救命室』

医療のスペシャリストたちが、

特殊大型車両・ERカー

現場に飛びこんでいく、

医療アクションドラマ?の

第2回は15分拡大スペシャルで

オンエアされました。

今回は、MERに陰りを落とす

不安材料の登場として、MER

スタッフの問題や、政治の思惑、

主人公・喜多見幸太の秘密の

一端が明らかにされました。

第1話のネタバレ感想はこちら↓

追記

この第2話の視聴率は14・3%でした。

初回と並ぶ高視聴率ですね。

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グラつく鉄骨の下で救急活動

クレーンで吊り下げた鉄骨が

バラけて地上に落下、大勢の

けが人を出して、EMRに出場

(しゅつじょう、と読みます)の

要請がかかります。

現着する(げんちゃく=現場に

着くこと)と、けが人たちの頭の

真上でまだぐらついている鉄骨が

あり、落ちるのは時間の問題

というありさま。

しかし、喜多見は迷わずけが人の

もとに駆けつけ、ものの10秒も

かけずに一人一人をトリアージ

していきます。

鉄骨といえば、

名作『ブラック・ジャック』でも、

トラックが積んでいた鉄骨が崩れ

落ちて子どもが下敷きに!という

ストーリーがありました。

ブラック・ジャックは崩れた鉄骨の

下に潜りこんで、挟まれた子どもを

助けますが、鉄骨がさらに崩れそう

になり、絶体絶命!のピンチに。

子どもを引き出したブラック・ジャックが

合図すると、外にいた人たちが

下に敷いていたシーツを引っ張り、

からくも脱出。その直後、鉄骨は

いっきに崩れるのでした。

MERの喜多見も間一髪でけが人と

ともに、レスキュー隊長によって

引きずられて難を逃れました。

くずれる鉄骨ネタは王道なんですね。

まったく応援できない新人

ところが、この鉄骨の現場で、

研修医の弦巻比奈(つるまき・ひな)は、

身の危険に躊躇し、事故現場に駆け

付けることができませんでした。

第2話は、この比奈のだめっぷりが

これでもか!と噴出するストーリー

なのですが、まあこの比奈が使えない!

研修医=ヒヨッコということで、

医療技術には不安がある、のみ

ならず、

若いのに元気がない、

新人なのに熱意がなく、

理想も目指さない、

突っ走る元気もない、

その上に

EMRの活動に関して文句ばかり、

循環器科に戻りたい、てか私の

居場所はEMRじゃない、

と、しょっぱなからチームワークを

思い切り乱しまくり、しかも現場では

医師として決断ができず、まったくの

戦力外。

喜多見はチーフドクターとして、

比奈のこうしただめっぷりを

見ているのですが、それを責める

ことはしません。

しかも、爆発事故の現場では、

危機管理室から

「2(ツー)ドクター態勢で」と

言われているのに、比奈を

第3の医師として起用し、

仕事を強引に振っていきます。

その結果、比奈はERカーの中で

緊急手術をすることに。

この段階で比奈はもう完全に

テンパッているのですが、

周囲にアシストされながら、

必死に手術に取り掛かります。

ところが、開腹したものの、

どこが出血しているのか分からず、

さらにピンチに。

一つ目の腸間膜の出血は止めても、

他からも出血しているため、血圧が

上がりません。

本当だったらここで

「がんばれ比奈!」と、

視聴者は応援するところだと思う

のですが、この比奈は上記のように

何事にもネガティブでやる気も

元気もないため、経験のなさを

カバーする長所がありません

どこか1か所でも「いいところ」が

あれば、手に汗握って応援できるのに、

まったく応援できないのが残念すぎです。

案の定、比奈は誤診しますが、

やっとで喜多見が駆けつけ、

ものの数秒で正しい出血個所を

特定、バトンタッチしてみごとに

手術を成功させました。

比奈、ただの足手まといどころか、

誤診までしてあやうく患者死ぬ

ところでした。

喜多見が比奈の手をつかみ、

執刀を交代した時は、

「やっときたーーー」

てか、きた~だから喜多見なの?

と思いましたが、

正直、ここまでダメキャラ・比奈に

引っ張られるとしらけてしまいますね。

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医療事故を待ち望む厚労省の官僚

東京都の危機管理室に、厚労省の

久我山がやってきて、モニターを

見ながら、EMRが失敗しないかと

下卑た笑いをかまし、場の空気を

悪くしていましたが・・・

いくらEMRを潰したいからって、

わざわざ管理室まで足を運んで

やることが、医療事故、医療ミス

起きろ~~と、思いきり口にして

にやにや、というのは、病んでると

しか思えませんし、なんというか、

無理めな展開だったと思います。

なんとかして悪役キャラをこしらえ

たい気持ちは分かるのですが、

これはちょっと無理。

政治の駆け引きを描くならもう

ちょっとインテリジェンスを感じ

させるキャラであってほしいです。

まあ、脚本として書くのは

ものすごく難しいと思いますけどね。

それはさておき、今回、カメラ

ワークが引いたことで、

危機管理室長の駒場が車いすに

乗っていたことが判明しました。

レスキュー時代に事故に遭ったの

でしょうか。彼が第一線を引き、

指揮に回った経緯が気になりました。

こちらのキャラは良い設定だと

思いますので以降に期待です。

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主人公に突如現れた元妻

そして、第1話からにおわせていた

喜多見の秘密」に、厚労省官僚の

音羽が一歩近づきます。

なんと、循環器外科医の医師・

高輪が、喜多見の元妻だった

というのです。

喜多見、結婚してたんだ!

しかもバツイチ?!

もしかして子どもがいるとか?

と憶測が噴き出しますが、

今回は高輪が「プライベートな

ことだし、5年前のことなので、

それ以降の(空白の1年)ことは

知らない」と突っぱねて終わり

ました。

しかし高輪は明らかに秘密を

知ってますね。

喜多見の履歴書にある1年の

空白はいったいなんなの

でしょうか?

1年、ということは育休とってた?

というのはなさそうですが、

もしかして医療事故で実刑判決を

受け、刑務所で1年間服役して

いた?なんてことはあるでしょうか?

あるいは、米国で医師免許を取って

いるけど、日本の免許は取って

なかった=無免許医師だったとか??

ってそれは『ブラック・ジャック』だろ!

というツッコミを入れてしまいますが、

調べてみたところ、アメリカなど

海外で医師免許を取った人は、

日本で働く場合、医師予備試験という

ものを受け、それに合格して初めて

日本の医師国家試験を受けることが

できるそうです。

つまり、予備試験を受けて受かって、

さらに医師国家試験を受けて受から

ないと、日本で医師活動はできない

のですね。

もしかして喜多見はそのへんを

すっ飛ばしてたりして…?

いや、それはいくらなんでも

ヒドイわと思い直しましたが、

喜多見の秘密はいったい何なのか、

気になりますね。

以上、いろんな不安材料が出てきた

第2話の感想でした。

ではでは~

第1話と、3話以降のレビューはこちら↓

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