(出典 : https://www.huffingtonpost.jp)
今回は、Activ8の大坂武史社長と、
バーチャルYouTuberキズナアイに
ついて、また、キズナアイ初のテレビ番組の
スポンサーが降板した事件について調べてみました。
バーチャルYouTuberとして人気を
得ているキズナアイがなぜテレビでは
受け入れられなかったのでしょうか。
大坂武史社長・プロフィール
大坂武史(おおさか・たけし)さんは、
1986年生まれ。
日本の漫画やアニメ、
ゲームコンテンツなどの世界では、
多くの才能が埋もれていると感じ、
世界の舞台で活躍できるのは
ここしかないとコンテンツ業界に
飛び込んだそうです。
そして2016年にActiv8株式会社を設立。
バーチャルYouTuberとして
キズナアイを登場させました。
現在は、チャンネル登録者数は260万人を
突破したキズナアイを中心に、
バーチャルタレントのプロデュースや、
活動支援のためのプロジェクト運営を
しています。
バーチャルYouTuberキズナアイとは?・動画あり
バーチャルYouTuberとは、一般的に
実在の人間がコンテンツを投稿する
YouTubeに対し
CGやVRといった架空の「人物」が
前面に出ているものです。
キズナアイは3DCGのキャラクターであり、
コンテンツの進行役兼主役というわけです。
実際に自己紹介を見てみるのが
一番わかりやすいかと思いますので
↓の動画を見てみてください。
【自己紹介】はじめまして!キズナアイです?(´?`?)
この女の子がキズナアイです。
バーチャル世界の中の「人物」として、
・本名:キズナアイ
・生年月日:6月30日
・年齢:16歳ぐらい
・身長:156cm
・体重:46kg
などの「設定」があります。
顔と声と動きを持ったキズナアイは、
架空ながらもアイドル、タレントと
いった属性を持っているのです。
大坂さんは、キズナアイを
「プロデュースする」タレント事務所的な
立場にあり、彼女のYouTubeでの
動画活動のほか、アニメへのゲスト
出演や、バラエティ番組への出演などを、
実在のタレントのようにマネージメント
しています。
テレビスポンサー降板事件って?
そんなキズナアイの人気上昇を受けて、
テレビ出演の「仕事」が決まりました。
2018年4月から放送の
「キズナアイのBEATスクランブル」
です。
BS日テレでの放送で、彼女の名前の
入った、いわゆる冠番組です。
世の中ではやっているもの、
バズっているものを紹介する
という内容なのですが、
低予算番組だったことで、
再放送も含まれた放映でした。
ところが、この番組に1社だけついて
いたスポンサーを激怒させてしまい、
なんと4月早々にスポンサーが
降板するという事態に。
スポンサーは「株式会社グリモア」
というところで、スマホ向けの
アプリの開発などを行っている会社です。
社長の「ラルルP」こと神谷友輔さんが
↓のようなツイートをしています。
弊社がスポンサーをやっていたキズナアイのBS日テレの番組「キズナアイのBEATスクランブル」のスポンサーを4月で降りました。
理由は、この番組が視聴者やユーザー、スポンサーをバカにしていると感じたから。これ以上応援できない。
正直、キズナアイ側がどう考えてるのか聞きたい。 #キズナアイ— ラルルPおよび神谷友輔くん@グリモア社長 (@youthk) April 24, 2018
降板の理由は明言していませんが、
当時の番組のサブタイトルに
「低予算なので、ごめんなさいの再放送」
というのがあり、これが原因なのでは
と噂されています。
確かに、お金を出している側から見たら
「低予算」なんて言われて気分の
いいわけがないですよね。
実際に低予算であっても、それをネタに
していじってしまったのはやりすぎ
だったのではないでしょうか。
しかし、4月開始の番組を4月に降板
してしまうというのも不自然ではあり、
炎上商法なのではという憶測も
呼んだようです。
バーチャルタレントのあり方とは
キズナアイはあくまでもバーチャルな
タレントであり、実際には人間の裏方が
存在しています。
ですから、スポンサーが降板と言っても、
彼女自身の態度は真の原因ではなく、
彼女を運営する裏方の考え方が問題
だったわけです。
タレントのプロデュースという仕事の
望ましい在り方が大坂さんとActive8に
とって未知の分野であり、それゆえに
失敗してしまったのではないでしょうか。
それでも、今後、彼女のようなバーチャルな
存在はもっと増えていくでしょう。
実際のアイドルやタレント、俳優などと
並んで、バーチャルなコンテンツが
立つ日はもう来ています。
ただ、コンテンツの制作者たちが、
どれだけリアルの現場に順応できるかは
未知数だと思います。
コンテンツ制作と芸能プロダクションを
両立できるのか、それとも、マネージメントは
別部門に任せた方がいいのか。
バーチャルとリアルが融合するうえで、
難しい問題が早くも噴出したのが
スポンサーの降板だったのでしょう。
以上、大坂武史社長とバーチャルタレント・
キズナアイについてでした。ではでは~