(出典 : https://www.sanspo.com)
今回は、7月4日オンエアの
『BACKSTAGE バックステージ』に
登場した、高所作業員という
職業を詳しく見てみたいと思います。
番組でも見たように、足の下に
何もない、宙づりの状態で作業を
することもある高所作業員ですが、
果たしてよっぽどの高給取りなの
でしょうか?
また、かなり特殊で危険な作業ですが、
資格はいるのでしょうか?
そのへんを調べてみました。
高所作業員の年収・給料はいくら?
(出典 : https://www.sanspo.com)
求人案内で、ビル清掃や
メンテナンスなどの広告を見ると、
「危険な高所作業はありません」
なんて書かれてしまうことが多い、
危険なイメージのある、いえ、
ガチで危険な高所作業員という
お仕事。
率直な疑問としてて、いったい
いくらぐらいのお給料をもらって
いるのか、気になりますね。
求人表を参考にしてみたところ、
基本給は20〜30万円と、普通
すぎて逆にびっくり!の金額が
示されていました。
年収だと240~360万円です。
サラリーマンの給料と大差ない
のは意外でした。
「風力・太陽光等エネルギー
設備の新設・保守業務」と、
番組で紹介されたままの作業
内容で募集をかけている企業が
1件ヒットしましたが、サラリー
マンと違って就業の条件の欄には、
※高所作業が中心のため、
一定の体力が必要となります。
※出張もあるので、出張可能な
方を希望します。
(週単位、月単位での出張と
なります)
と、これまた厳しいものがあり、
はたしてこれで応募してくれる
人がいるのか心配になる求人表
でした。
特別手当などの面で優遇がある
ことを祈ってしまいます。
高所作業員に資格はあるの?
(出典 : https://www.sankeibiz.jp)
実は高所作業員は危険な
業務として、労働基準法で
18歳未満の就業が認められて
いません。
現実としてゴンドラの落下や
電線での感電などの事故が
報道されるように、
高所作業員のお仕事はやはり
危険を伴います。
ならば、特殊技能としての
資格などがあるのでしょうか。
法律では、事故防止と安全
対策のために、高所作業の
従事者はフルハーネス特別教育の
受講が義務付けられているそうです。
(出典 : https://www.rougi.or.jp)
↑フルハーネスを装着した図。
フルハーネスは
実はそれまでの安全帯とは
異なり、国際規格を満たした
もので、平成31年から新たに
採用されたばかりなのだとか。
フルハーネス特別教育では、
その新しい装備の理解とともに、
学科講習が4.5時間、実技演習が
1.5時間の、計6時間、1日かけて
行なわれる講習なのですが、
これをクリアすればだれでも
高所作業員になれるというのは、
なんだかちょっと不安な気がします。
他には、ロープ高所作業特別教育
というものもあり、こちらは
『バックステージ』で紹介された、
足場の全くない場所や、超高所で、
ロープと昇降器具のみを使う
ような場合の仕事法を学ぶもの
だそうです。
いずれも、講習には有効期限が
なく、最初に1回受講すれば
いいとのこと。
やはり現場で長い経験を積んで
覚えていく仕事なのでしょう。
資格や知識より経験!なのですね。
(出典 : https://www.sanspo.com)
↑フルハーネスをつける様子。
世の中にはいろいろな仕事があり、
それぞれが社会で必要とされて
いるわけですが、高所作業員も
また、危険ながらも絶対に必要な
ものであり、常に誰かがそれを
行なっているのだという、とても
シンプルなことに今回改めて
気づきました。
危険だけど、社会のインフラを
支える重要な高所作業という
仕事に、しかしもうちょっと
お給料を出しても良いのでは
ないかと感じた次第です。
以上、高所作業員という
お仕事についてでした。
ではでは~