（出典 : http://oyakudachi.co）
今回は、4月5日オンエアの
『日曜リアル』に登場した、
交通事故鑑定人の熊谷宗徳さんを
クローズアップしたいと思います。
年間５０万件ともいわれる交通事故。
警察がひとつひとつの事件に
費やす時間は限られており、
十分な検証が行われないまま
処理されてしまう案件も
残念ながら少なくありません。
そんな状況下で、事故の
ありかたに疑問を持ったり、
被害者と加害者の立場が
不明瞭なまま、立件されて
しまった当事者などが真相を
究明してほしいと願った時に、
力強い味方となるのが
交通事故鑑定人です。
交通事故鑑定人は、見落とされた
事実をたんねんに拾い上げ、
時には隠ぺいや証拠のねつ造と
いった、悪意ある工作にも
立ち向かいます。
鑑定方法にはどんなものがあるのか。
また、熊谷宗徳さんに鑑定を
依頼するにはどうしたらいいのか。
その料金はいくらぐらいなのか、
見てみました。
交通事故鑑定人とは
熊谷宗徳さんが務める
交通事故鑑定人とはどんな仕事
なのでしょうか。
（出典 : http://oyakudachi.co）
交通事故鑑定人は公的の資格
ではありません。
しかし、熊谷宗徳さんは、
警察官として24年間勤務し、
多くの交通事故に対して捜査を
行なってきたキャリアを生かし、
警察と、事故の当事者の間に
立って、交通事故を検証する
ことを仕事にしています。
警察が作成した実況見分などの
資料を分析すると同時に、
事故現場に残った証拠を再検証
することで、時に警察が見落とした
事実をも浮かび上がらせて真実を
明らかにし、当事者や遺族に
説明するのです。
熊谷宗徳さんの信条は、
「人は嘘をつくが痕跡は嘘をつかない」。
ひき逃げや、飲酒運転、交通法規
違反など、時に悪意をもって隠された
真実さえも暴くのが交通事故鑑定人です。
熊谷宗徳さんによる交通事故の鑑定方法
警察の調書の解析
交通事故に対し、警察が作成する
のが実況見分調書、供述調書と
いった報告書で、これらは裁判の
資料としても用いられます。
実況見分調書は、事故現場の
場所や距離などの測定結果、
車両の破損状況の記録、
事故当時の状況や経過などを、
被疑者・加害者双方の立会いの
もとに再現した記録、そして
それらの捜査によって過失の
特定を行なうものです。
熊谷宗徳さんは、それらすべてを
見直し、事故現場に足を運び、
事故車両や時には被害者の衣服
までも一から調査します。
工学鑑定
自動車同士、あるいは自動車と
バイク、自転車などが衝突すると、
お互いのスピードや重量などから、
衝突の角度や速度を割り出せます。
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また、車両の破損具合からも、
衝突の速度や、衝突後の移動状況が
判明します。
ドライブレコーダーの映像解析
近年普及してきたドライブ
レコーダーの映像からも様々な
ことが分かります。
事故による衝突の速度や角度など
から、どちらにどんな過失があった
のか、また、過失に対し、どんな
対応がされたのかが、解析専用
ソフトによる解析で明らかに
なります。
熊谷宗徳さんへの鑑定依頼の方法
熊谷宗徳さんは、現在多忙のため、
新規の相談に対して事前初見書の
回答に10日程度、解析の着手から
鑑定書の作成までに5週間ほど
かかるそうです。
また、個人からの依頼は、弁護士を
通してのみ受け付けています。
鑑定を行うかどうかの事前の
相談は無料なので、まずは
相談してみるのがいい
でしょう。
電話
043-225-5366
（平日10:00～19:00）
メール
muu3173@gmail.com
FAX
043-332-8288
(24時間受付)
住所
〒260-0012
千葉県千葉市中央区
本町2丁目1-21
石井ビル4A
交通事故調査解析事務所
代表 熊谷宗徳
熊谷宗徳さんの鑑定の料金はいくら？
初回の無料相談を経て、
実際に鑑定してもらうには
いくらかかるのでしょうか。
事前所見書作成 無料
まず、事件資料を見てもらい、
熊谷宗徳さんが意見できる
内容を書いた事前初見書を
作成してもらいます。
意見書・鑑定書 基本料金15万円
その後、正式に鑑定を依頼すると、
上述の鑑定方法で調査した結果を、
意見書・鑑定書として作成して
もらえます。
ただし、物損事故は、
基本料金×0.8倍の12万円。
刑事事件や、大手企業に
対する損害賠償請求などは、
×1.8倍の27万円になります。
ドライブレコーダー等映像解析 8万円
ドライブレコーダーや
防犯カメラ、スマホ撮影の
動画などの映像を解析します。
事故車両見分調査 3万～10万円
自動車や、バイク、自転車等の
事故車両の状態を分析します。
一式依頼しても30万円前後と
いう感じですね。
交通事故は人の生死や多額の
賠償金、保険金が絡むもので
あり、時には悪意のある
ねつ造や虚偽の証言が
なされることもあります。
しかし、ある日突然に起こった
事故に対し、素人が冷静に
状況を分析するのは困難です。
事故に巻き込まれて死者が出た
場合などはショックが大きくて、
何もできないかもしれません。
それでも、何が起こったのか、
真実を知りたいと思うのは当然です。
時には悪意ある相手に立ち向かわ
ねばなりません。
そんな時、警察と、被疑者や
加害者の間に立って、ていねいな
分析を行い、説明をしてくれる
熊谷宗徳さんのような交通事故
鑑定人の存在は心強い味方です。
できうるなら公的な資格として、
交通事故鑑定人の存在を担保し、
より詳細な分析を行うプロと
して広く認知されるように
なってほしいと思いました。
以上、交通事故鑑定人の
熊谷宗徳さんについて
でした。
ではでは～