今回は、一級建築士の松永務さんをクローズアップしたいと思います。
ドキュメントバラエティ『大改造!!劇的ビフォーアフター』で、家を見事に再生させる匠として最多出場を誇る松永さん。その素晴らしい技に、「ぜひウチもビフォーアフターしてほしい!」と真剣に考えている方もいるのではないでしょうか。
番組に申し込んでも厳しい抽選を通れそうにない? でも、あきらめるのはまだ早いです! 今回調べてみて分かったことをご報告します。
プロフィール
松永務(まつなが・つとむ)さんは1958年生まれ。
1981年に日本大学理工学部建築学科を卒業。静岡県に自宅兼アトリエを建てますが、当時の職場は東京の建築設計事務所で、なんと新幹線通勤を3年間続けたそうです。
2000年に、一級建築士事務所「アトリエMアーキテクツ」を設立。
同年から、静岡産業技術専門学校の非常勤講師に就任します。
2001年には、米国大使館と国土交通省が後援する第5回日米住宅シンポジウムで講演。
2005年から『大改造!!劇的ビフォーアフター』に出演、「森の代弁者」「島の匠」というキャッチフレーズで、以降最多出場を誇る匠となりました。
現在は、建築家仲間とともに立ち上げた会「アーキテクツデスク」に所属しています。
プライベートでは、新幹線通勤の時代以来、5時間の睡眠で目が覚めるようになったということで、朝4時から仕事を開始しているとか。一日に余裕をもって仕事にあたり、休日はお子さんたちと一緒に自然に親しんでいるそうです。
匠の信条とは?
松永さんの建築学の基本は、「既成概念にとらわれない」こと。
番組に登場するムチャ振り案件に対して、奇想天外なアプローチをすることからもよく分かりますが、まさに発想からして華麗な「ビフォーアフター」の人ですよね。
それは、日本家屋に対しても同様で、日本にとどまらず、世界に目を向け、日本の環境に合うものや、安くても良い素材を取り入れることからも分かります。
そして「森の代弁者」と呼ばれる松永さんのテーマは、なんといっても徹底的に「木にこだわる」こと。それも要所要所に最適な木を選び、見えるところ・見えないところに柔軟に使いこなしていく技術が家の再生に光っています。
そんな「匠の木」が、↓こんな家を創り上げています。
どれもうっとりするお部屋ですね。
また、番組内で手掛けた今までの大改造は、番組ホームページで見ることが可能です。
↑番組サイトにジャンプします
私も匠に相談できるの?
こうなると、おうちの改築を考えている人は、「ぜひ、うちの家も匠の技でビフォーアフターしてほしい!」と思うのでは?
実は、番組に出演しなくても簡単に匠に相談できるんです。
↑松永さんが所属する「アーキテクツデスク」のホームページには、有名建築家11人に家づくりや改築を相談できるお問い合わせコーナーがあり、しかも無料でカウンセリングを受けられるのです。これは聞くだけでも価値があるのではないでしょうか。しかも無料とは匠、太っ腹です!
サイトには美しい家がたくさん掲載されていて、それを見るだけでもとても楽しいです。
まとめ
番組最多出演の凄腕の匠ですが、実は気軽にお問合せできてしまうのは意外でした。
私は賃貸住まいなので、家など夢のまた夢なんですが、いつか壁全面を本棚にした家を建てたいなあと夢想しており、その時は匠の技を振るってほしいと思いました。
以上、匠こと松永務さんの紹介でした。ではでは~