『TOKYO MER 走る緊急救命室』第5話の感想・レビュー

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(出典 : https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/

8月1日オンエアの

『TOKYO MER 

走る緊急救命室』第5話は、

厚生労働省・医系技官の音羽尚が

メインを務めた物語でした。

エレベーターに閉じ込められ、

火災の煙に巻き込まれ、

同じく閉じ込められた政治家は

空気読まないオレ様放題に、

妊婦が破水という、パニック

ものの王道を詰め込んだ上に

誰を先に救助するかの選択を

迫られる、というぜいたくな回、

なんですが・・・

なんといいますか、ちょっと

残念な要素もありましたので

そのへんを見てみたいと思います。

他の回の感想レビューはこちら

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37秒! 緊迫の冒頭

ERカーの無影灯が作動して

緊急手術が始まる、緊迫した

冒頭。

患者は子どもで、心臓停止の

状態ですが、喜多見は子どもの

名前を呼びながら、次々と

メンバーに指示を出していきます。

「よしッ!」

という声で止まるストップウォッチ。

実は訓練だったというオチなのですが

子どもは体重によって投与する

薬の量が変わるため、そこで時間ロスが

起こっている、ここをなんとかして

20秒台に持って行きたいねと

話すのでした。

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音羽先生、缶詰めになる

東京海浜病院に、大物政治家が

マスコミから逃げてきて仮病入院

することになり、議員や官僚が

わらわらと集まるのですが、

MERの音羽医師がなぜかこの大物

政治家のお世話をすることに。

クールな音羽が媚びるように

ふるまっていることで、

なんか不愉快な感じがします。

もちろんそこはお役所ならでは

の渡世術とはいえ、音羽先生が

そういうことをする姿はあまり

見たくないですね。

エレベーターに乗ると、あと

から来た妊婦と、彼女の車いすを

押す女性・喜多見医師の妹の涼香が

乗り合わせ・・・

さっそく衝撃とともに停まる

エレベータ。

このへんはもたもたしない展開で

いい感じです。

ついでに停まった振動で政治家が

壁に頭をぶつけてたんこぶを

作ります。

これまたていねいに診て差し上げる

音羽先生。

もちろん緊急ボタンも押して窮状を

訴えます。

しかし、エレベータは古いつくりの

ため、地下で起きた火災の煙が

もろにエレベーターシャフトを

上ってきて、煙突状態になって

しまいます。

もちろん内部の4人も煙に

いぶされてたいへんなことに。

このままでは一酸化炭素中毒です。

と、妊婦が床に倒れこみます。

しかも破水しています。

音羽医師が診ると、胎児より

先にへその緒が出てきてしまう

臍帯脱出であることがわかります。

緊急手術で帝王切開をしないと

胎児は10分ももたずに死んで

しまうという大ピンチです。

レスキュー千住、今週も大活躍

そこに我らがヒーロー、レスキュー隊の

千住が、エレベーターシャフトを降下して

来て、エレベーターの天井のふた?を

開けます。

救助が来たと安心する一同。

しかし全員を釣り上げて引き出す

のは困難なことから、1階のドアを

こじ開けて救出するプランを

たてます。

戻って行ってしまう千住チーフに

ああ、待って~と視聴者が

ドキドキするのを先取りするように

政治家が早く救助しろと天井に

向かって飛び上がり、手を

伸ばします。

するとなんと、エレベーターの

ケーブルが振動で1本切れて

しまいました!

や、さすがにジャンプしたくらいでは

切れないんじゃないか?と思うのですが

危ないから動くなと言っても

政治家はまだぴょんぴょんして不安を

あおります。

一方その足元では、妊婦の

容体が悪化します。

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究極の二択ってコレですか?

1階のドアをこじ開けて

救助するには20分かかるという

千住。

一方、喜多見はそれでは妊婦が

もたないと判断、自分が

エレベーターに入ってそこで

緊急手術をすると提言。

音羽医師に選択を任せます。

「音羽先生、あなたが決めて

ください」

大物政治家を優先するか、

妊婦を優先するか。

しかしここで私は爆笑!して

しまいました。

次週予告からさんざんあおって

きた、究極の二択ってもしか

してコレなんですか??

たんこぶのおっさんと、

生死のかかった母子。

これで二択が成立するわけが

ないじゃないですか。

音羽先生が大真面目な顔で

どっちにするか悩んでいる

のを見て、

「おいおい、なんでそこで

迷うんだ? 妊婦一択だろ!」

と筆者大笑いです。

大物政治家も自分の命が大事

といっても、急病人に対して

まったくの無関心、見もしない

というのはちょっとムリが

ありすぎです。

演じる文珍さん、いいとこ

ありません。

何はともあれ、

たんこぶ1個と、

10分のタイムリミット付の妊婦。

この二択のショボさに呆れて

しまいました。

もちろん、音羽医師は自分の

官僚生命より目の前のいのちを

救うことに決め、妊婦の手術を

優先することを決断します。

って、決断遅いわ!

これが大物政治家も持病が悪化して、

とかなら、まだ二択を悩むことが

できると思うのですが、たんこぶ

一個ですよ??

トリアージ以前の問題です。

もうこの回は音羽医師おまぬけ回に

決定しました。

そうして始まる緊急手術で、

胎児が取り上げられます。

が、泣きません。

ここ、お約束ですね。

二本の指で心臓を押しながら

「生きろ!生きろ!」

と、叫ぶ音羽医師。

ついさっきまで、たんこぶと

ならべて悩まれていたのが

もう忘れられたかのような

必死さです。

するとめでたく産声があがり、

赤ちゃんは無事誕生しました。

その瞬間、時計の時間を読んだ

喜多見先生の落ち着きぶりは

安定していてよかったです。

さらに、産声に惹かれたように

レスキュー隊がドアをこじあけ、

光が差し込みます。

赤ん坊、母親、そして政治家が

救出され、待機していた

医療チームに引き継がれたのを

見届けると、ほっとした音羽

医師は、ふら~っと倒れて

しまい・・・

そうになったところを喜多見

医師ががしっと支えてあげます。

先週のグータッチから続いて、

今週も萌えポイントが炸裂です。

さっきまでたんこぶと手術と

どっちにするか悩んでたとは

思えない憔悴ぶりですが、

喜多見×音羽で同人誌が

山ほどできそうなシーンでした。

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カネを掴ませる官僚

最後に音羽医師は母親の

病室を訪ねます。

今回の一件で、政治家が

自分を優先しろと言った、

その発言を黙っていてほしい

と、お札の入った封筒を

差し出します。

カネつかませて黙らせるん

ですね。

黒い官僚ぶりがすっかり

戻ってきています。

しかし母親は、子どもが

無事だったからそれでいいと

言って、口外しないことを

におわせます。

お金を受け取ったかどうかは

見えませんでしたが、たぶん

そのまま受け取ってます。

音羽は、出産一時金などの

子育て支援制度を使って

くださいと告げ、自分が

官僚としてこの国の制度を

よりよくしていきたいと

いう意思を見せるのでした。

最後に音羽が赤ん坊に触れる

と、その小さな指が音羽の

指をぎゅっとにぎりました。

一方のたんこぶの政治家は、

「自分も負傷しながら

母子の命を優先したヒーロー」

としてメディアで持ち上げられて

いました。

音羽医師がMERの待機室に

戻り、デスクの上に何かを

並べだします。

それは血管縫合の技術を

練習するためのダミーでした。

喜多見がその地道な努力を

ほめますが、音羽は

「医系技官は使えないと言われ

たくない」

とツンデレのツンに戻って

平常運転。

長い一日が終わるのでした。

次回は山岳救助もののようです。

これまたキツイ現場ですが、

MERの活躍を楽しみにしましょう。

ではでは~

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