(出典 : ヤフオクより)
今回は、7月16日オンエアの
『世界はほしいモノにあふれてる』から、
フィリグリーと呼ばれる伝統工芸品を
クローズアップしたいと思います。
ページの最後に『世界はほしい
モノにあふれてる』
に登場したものの記事を
まとめてあります。
ぜひ読んでみてください。
フィリグリーとは?
フィリグリー(Filigree)は、日本で
銀線細工と呼ばれているように、銀を
細い線にしたものを使って模様を作った
アクセサリーのこと。
(出典 : ツイッターより)
太い枠線でも1ミリ、細いものは
0.2ミリの銀線を用いて織りなす模様は
とても軽く繊細で、熟練の匠の技が
こめられています。
模様を作るのもたいへんな集中力が
要りますが、作った模様を銀蝋で
つなぐ技術は、バーナーの温度の
微妙な温度管理のなせるわざで、
一瞬たりとも気の抜けない、
気の遠くなるような作業です。
フィリグリーの歴史は古く、
古代エジプトやメソポタミア文明の
遺跡からも出土しているといいます。
現在では、マルタやスペインなどの
地中海から、北アフリカや北欧、東欧、
東南アジアや遠くは南米にまで広まり、
各地で独自のフィリグリーが
発達しています。
マルタのフィリグリーの特徴は?
マルタのフィリグリーは、
16世紀にスペインやイタリアから
伝わったものです。
代表的なモチーフはマルタクロスと
呼ばれるもので、マルタ騎士団の
紋章です。
↑マルタクロスのフィリグリー。
(出典 : インスタグラムより)
かつては騎士団を構成する貴族の
持ち物でしたが、現在はお手頃価格で
買うことができます。
小さいものは10ユーロ
(1200円)くらいから、
大きくても60~70ユーロ
(7000~8500円)くらいで
売っているそうです。
↑マルタのフィリグリーのショーウインドー。
↑マルタのフィリグリー店。
(いずれも出典 : https://tabitinfo.com)
マルタを訪ねた旅ブログの
TABIT INFOがくわしいので、
そちらも見てみてください。
フィリグリーの作り方
フィリグリーはシルバー925を
糸のように細く伸ばしワイヤーに
して作ります。
ワイヤーの細さは0.2ミリ。
それをすべて手作業で丸めたり
編んだりして作り上げます。
ワイヤーの接点は、銀蝋を800度の
バーナーで溶かしてろう付けして
いきます。
失敗して銀蝋がにじんでしまうと
ワイヤーの透かし模様がつぶれて
しまうので、職人の経験と技術が
すべてです。
(出典はいずれも: http://shop.zinp.jp)
日本のフィリグリー・平戸細工
フィリグリーは日本にも伝わって
きました。
16世紀ごろ、オランダの商人が
長崎の平戸に持ち込んだのが始まりと
言われており、そこから平戸細工と
呼ばれています。
その後、平戸藩の江戸屋敷の近所に
秋田藩の屋敷があったことから、
秋田に技術が伝わり、秋田にある
銀山で採れた銀を使った平戸細工が
発達しました。
現在では、秋田県の伝統工芸品と
して有名になっています。
楽天ショップで平戸細工を検索すると、
素晴らしいものがたくさんヒットします。
↑ 6,980円
↑ 8,980円
↑ 6,980円
(いずれも出典 : 楽天市場)
指先の微妙な感覚で作り上げていく
細かさは、日本人向けかもしれませんね。
数千年の歴史を持ち、世界中に
広まったフィリグリーの技術は、
現在も生き続けています。
マルタのフィリグリーを皮切りに、
スペインやポルトガル、秋田や
インドネシアやパラグアイなど、
世界中のフィリグリーを訪ねる
のも素敵ですね。
以上、歴史的工芸品の銀線細工・
フィリグリーについてでした。
ではでは~
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