(出典 : 児島気奈さんツイッターより)
今回は、12月3日オンエアの
『セブンルール』に登場した、
児島気奈(こじま・きな)さんが
主宰するお笑い制作会社・
K-PRO(ケープロ)を
クローズアップしたいと思います。
関西の吉本興業に匹敵する、関東の
雄として、お笑い芸人さんたちから
絶大なる信頼を寄せられるK-PROは
どんな会社なのか、調べてみました。
お笑いライブ制作会社K-PROとは?
K-PROは、自称「お笑いと結婚
した女」という、児島気奈(こじま・
きな)さんが、2004年、22歳の時に
お笑いのライブを制作・主催する
ために立ち上げた会社です。
「お笑いのライブ」は、多くの場合、
芸能事務所が主催して、その
事務所に所属するお笑い芸人が
出演するものとなっています。
たとえば、吉本興業の場合、
複数の劇場を吉本が所有して
おり、若手芸人がその舞台に
立つことができます。
しかし、東京を中心とした
関東のお笑い界は、芸能事務所が
主催するライブはほとんど
ありませんでした。
そのため、関東のお笑い芸人が
ライブに立つチャンスが
なかったのです。
そんな状況で立ち上がった
K-PROは、いわゆる芸能事務所では
ないため、事務所の垣根を超えて
芸人たちが集まることができる、
フリーの芸人でもエントリー
できるライブを主催しています。
若手のお笑い芸人たちに、
舞台に立ち、ライブで実力を
磨くことができるように、と
定期的に主催されるライブは、
多い時は月に50本以上あります。
(出典 : ウィキペディアより)
昨年2018年からは、本格的に
芸人のマネージメント業務に
力を入れ、所属の芸人を抱える
までになりました。
K-PROのライブはなぜギャラがいい?
ライブに出るお笑い芸人さんたち
から見たK-PROの特徴は、
ギャラがいいことだとといいます。
以前、吉本興業のギャラが不当に
安いとニュースになりましたが、
それなりに名前の売れている
芸人さんでも1回のライブの
ギャラは電車賃で消えてしまう
ほど少ないのだとか。
ニュースでも、「1円」と書かれた
明細をツイッターにあげた芸人さんも
いました。
しかし、K-PROでは「出てほしい
芸人にはいくらでも払う」を
モットーに、芸人さんの「価値」を
しっかり保証したいという姿勢を
貫いているそうです。
中には、赤字になるライブもある、
という中、それでもちゃんと
ギャラを払う姿勢は、むしろ、
芸人さんたちの方が
「こんなにたくさんもらえる
んですか?」と言うほど、
喜ばれているとか。
そんな経済状態を一番心配して
くれるのも芸人さんたちで、
彼ら自身が率先してお客を
呼んで盛り上げてくれる
のだそうです。
主催者の児島気奈さんは、
「全部、芸人さんたちの
おかげ」と、あくまでも
謙虚に話しています。
そんなギャラの世界すらも、
K-PROでは笑いのネタに
なっており、恒例ライブの一つに、
勝ち上がるたびに賞金が倍になる
『トッパレ』というものがあるとか。
(出典 : 児島気奈さんツイッターより)
その『トッパレ』で、ある芸人さんが
5,000円からどんどん勝ち上がって、
8万円まで行ったときは、さすがに
高いと思った児島気奈さんが、連覇を
阻止しようと強豪に次々声をかけた
という話もあったそうです。
K-PROはスタッフに厳しい
手厚いギャラで芸人さんには
優しいK-PROですが、半面で
裏方のスタッフさんに対しては
非常に厳しかったそうです。
茶髪は禁止。
派手な服装やおしゃれは禁止。
芸人との親しい関係はご法度。
などなど、まるでお堅い大企業の
ようなルールを敷いていたと言います。
理由は切実なもので。若い女性が
一人でイベントを主催して奮闘する
姿に、世間の目が応援どころか
不審の目を向けることが多かったから
と児島気奈さんは振り返っています。
それでもなんとか理解されたいと、
必死に作ったルールだったのです。
ところが、そんな厳しいルールにも
全く違反しない、「無欲」で「品行
方正」な人ばかりがスタッフに
応募してくるようになり、逆に
芸人さんたちが、お笑いの流行の
世界に乗っていけるのかどうか
心配するほど地味な会社になって
しまったとか。
さすがに現在はそこまで厳しくない
そうですが、お客さんに楽しんで
もらうことが一番である以上、
裏方のスタッフにはきっちりと
したけじめを徹底しているそうです。
K-PROのお笑いライブ配信
K-PROは、ライブの面白さを
発信するために、積極的に配信を
始めています。
2017年、動画サイトのGYAO!と
提携して。お笑いライブを
全編配信する「KinG LIVE」を
スタート。
さらに2019年9月からは、
ParaviでK-PRO主催のライブの
定期配信をはじめました。
ライブに来れない人にもライブの
雰囲気が伝わることで、K-PROの
目指す、テレビにはないライブの
良さが広まってくれるといいですね。
以上、お笑い制作会社K-PROの
紹介でした。
ではでは~
お笑い制作会社K-PROを立ち上げた
児島気奈さんの記事はこちらです。