かんぽ生命なぜ高齢者は郵便局を信用するのか?過剰なノルマで組織的詐欺?

保険の不正販売問題に関する記者会見で

謝罪するかんぽ生命保険の植平光彦社長と

日本郵便の横山邦男社長

(出典 : https://www.zakzak.co.jp/)

株式会社かんぽ生命保険が、過剰な

ノルマを営業スタッフに課し、

結果として悪質な勧誘や、

詐欺まがいの契約が横行していたことが

明らかになりました。

特に注目されているのは、

高齢者に対する強引な契約で、

かんぽ生命ひいては「郵便局」に

対する高齢者の全幅の信頼を

逆手に取った、きわめて悪質な

詐欺同然の事例が目立ちます。

高齢者はなぜ、そこまで「郵便局」を

信用するのでしょうか。

オレオレ詐欺などとはまた違った

理由があるように思い、調べてみました。

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かんぽ生命の過剰なノルマが悪質な営業を生んだ

(出典 : https://mainichi.jp/articles/20190727/k00/00m/020/010000c)

株式会社かんぽ生命保険の「商品」は、

実質かんぽ生命一つと言えます。

郵政民営化を受けて株式会社と

なって以来、営業の数字を伸ばすべく

過剰なノルマのおしつけが行なわれ、

達成できれば高給が約束されましたが、

半面、達成できなければ、上司から

暴言や恫喝などのパワハラが公然と

行われ、過酷な「研修」への参加が

義務付けられていたと言います。

それらを避けるには、一にも二にも

営業成績、という空気が蔓延し、

契約のためならカラ契約や自腹営業も

当たり前になっていたそうです。

中には妻の名義で8件の保険を契約し、

月額保険料が40万円に上る局員も

いたそうですから、いかにひどい

「営業」であったかが分かります。

そして、自腹営業が限界に達すると、

おのずと悪質な手段で「契約」を

取るようになり、犯罪ともいえる

営業が当然のように行われていたのです。

特に狙われたのは高齢者、それも

独り暮らしのお年寄りでした。

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職場では「今日のばあさんは

良い人だから、何とか言いくるめて

きたわ」などの会話が飛び交い、

上司からは「相手はカネだと思え。

下手な同情はいらない」と言われた。

(出典 : https://headlines.yahoo.co.jp/)

こうした中、不正な手口が常態化します。

顧客が保険を乗り換えるにあたり、

古い契約を残し、7カ月経ってから

解約させる二重徴収。あるいは、

既存の契約を解約させたのち、

4カ月経ってから契約させ、

無保険期間を生じさせる……。

このたび明らかになったかんぽ生命の

不正の手口である。

4、5年前、高齢者の契約には

親族の同席が必要になりました。

ところが現実には、申込みの前に

親族に電話確認するだけで契約が

可能になっています。

また上の例のように、同席した

親族に嘘八百を並べるケースもある。

これらを、郵便局の信用を笠に着た

集団的かつ悪質な詐欺と呼ばずに、

なんと呼ぶか。

集団詐欺の温床を作りながら、

責任を現場に押しつけて済む話ではない。

(出典 : https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190726-00573160-shincho-soci)

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高齢者をターゲットにした詐欺として、

オレオレ詐欺とまったく変わらない

不正な契約や、強引な勧誘、

二重三重の保険加入のおしつけが、

日常的に行われてきたことが明らかになりました。

もはや悪質どころではない、

犯罪集団の様相を呈したかんぽ生命。

社内では、高齢者をカモとして

狙いを定めていたことが分かります。

「ゆるキャラ」「半ぼけ」「甘い客」――。

郵便局によって違うが、契約を結びやすい

一人暮らしの高齢者に対し、こんな呼び方を

する局員が一部いる。かんぽの新規契約者の

ほぼ半数は60代以上。高齢者を中心に、

郵便局ブランドは絶大な信頼感がある。

局員に頼まれると断れない顧客は多い。

自らの預金通帳を警戒感なく局員に

見せる人もいる。ノルマに追われ、

販売実績を上げるため、

高齢者頼みの契約に走る局員もいて、

汚い隠語が定着したようだ。

(出典 : https://www.asahi.com/articles/ASM7R4KFHM7RULFA021.html)

かんぽ生命の営業がいかにひどく、

犯罪的なものであったかが、

被害のエピソードがいくつも

挙がっています。

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(出典 : ツイッターより)

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泣き寝入りしている高齢者の

方が沢山いるそうです。

かんぽ生命の職員が認知症の

高齢の女性に彼女が加入していた

保険を解約させて出金した

解約金91万円をそのまま新しい

保険の保険金として振り込ませた

そうです。この方は何も分かって

いなかったそうです。

大企業による振込め詐欺です。

かんぽ生命は酷すぎる。詐欺だな。

お年寄りを騙すやり方は

オレオレと何ら変わりない。

悪質。保険業務を剥奪しろ。

(出典 :https://matome.naver.jp/odai/2156308345977414501 )

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高齢者の郵便局への絶対の信頼

ではなぜ、高齢者はかんぽ生命の

言うがままにお金を払ってしまったり、

手続きをしてしまったりするのでしょうか。

背景には、現在の高齢者が働き盛り

だったころの郵便貯金のあり方があると

思います。

民営化前の郵便局では、郵便貯金に

関して、「マル優」制度を設けていました。

1987年までは、すべての個人を対象に、

限度額以下の預金の利息に対しては

非課税だったのです。

そして、親の貯金が限度額を超えると、

子ども名義の口座を作り、そこで

また非課税にする。そうして多くの

世帯では、郵便貯金の利息は実質上

非課税だったのです。

これによって、高度経済成長期に

国民の貯蓄が大幅に増えました。

郵便貯金は非課税という最大利益を

もたらす資金運営法だったのです。

また、定額郵便貯金も庶民にとって

たいへん有利な資産運用の方法でした。

金利が段階的に上がることで、

利率は8%まで上がり、100万円を

1年間預ければ8万円もの利息が

付いたのです。

さらに長期に預ければ、

複利効果により、最終利回りは

11.9%という高額になりました。

現在のゼロ金利からは想像も

できない金額です。

しかも、郵便局は国営で経営は

盤石、元本割れのリスクもゼロの、

理想的な貯金を提供していたのです。

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自分たちが若かったころに、

魅力的で安全な資産運用の

できた郵便局を、

高齢者の多くが今も絶大な

信頼を持って見ていることは

事実です。あの頃はひじょうに

よくしてくれた、安全で

もうかった・・・高齢者が

「郵便局」を見る時、そうした

経験がバイアスとなり、

結果的に「郵便局さんが言う

のだから間違いはないだろう」と、

無条件に契約を任せてしまったり、

言われるがままにハンコを

ついてしまう。

かんぽ生命が高齢者を狙って

詐欺まがいの営業をしてこれた

一端には、そうした過去の栄光が

原因であると私は思います。

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まとめ

詐欺というのは不思議な犯罪です。

強盗や窃盗にあった人には

「気の毒」だと感じるのに、

詐欺にあった人には

「詐欺を見抜けなかった方にも

落ち度があるのでは」

「もうけようという気持ちが

強かったから騙されたのでは」と、

被害者を責めてしまうことが多いのです。

しかし、現在の高齢者が郵便局を

信頼しているのは、

過去に絶対安全な高利回りの

金融商品を扱う国営団体であった

という、強い成功体験の思い出が

あるからで、今は違うということが

伝わらないのが原因でしょう。

しかし、一人暮らしの高齢者に

郵便局を信用するなとか、

騙されるなと言うのも難しい

気がします。

ここは社会がきっちりと監視し、

民営化の悪しき変化を正して

いくほかに、詐欺営業を根絶する

方法はないと思います。

モラルハザードを起こして、

理性を失くしている現場を

引き締め治すために、私たちに

できることは少ないかも

しれませんが、

世論として大きなうねりになれば

変えることはできるかもしれません。

以上、高齢者を狙った

かんぽ生命の悪質な営業と、

その一因についてでした。ではでは~

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