(出典 : https://fin.miraiteiban.jp)
今回は、11月7日オンエアの
『世界はほしいモノにあふれてる』に
登場した人気ニットデザイナーの
三國万里子(みくに・まりこ)さんを
クローズアップしたいと思います。
ニットと出会ったのは3歳の時という
プロフィールの他、ニットに関する
本の紹介と、編み物キットを販売する
「ほぼ日刊イトイ新聞」の公式サイト、
デザインを手がけた気仙沼ニッティングに
ついて調べてみました。
三國万里子さんのプロフィール
三國万里子さんは1971年生まれ。
3歳の時におばあさんから編針と
毛糸をもらったのがニットとの
出会いだったそうです。
早稲田大学に進学したころには、
洋書にあたって技術やデザインを
吸収するほどに、編み物の世界に
どっぷり浸かっていたとか。
卒業後、いくつかの仕事を経験して
のち、ニットデザイナーとして
独立します。
2011年に、「三國万里子の
編みものの世界」として
「ほぼ日刊イトイ新聞」に
採り上げられ、メジャーに
なりました。
以降は、毛糸と編み図をセットに
した編み物キットの販売や、
デザインの世界で活動しています。
三國万里子さんの本
『アラン、ロンドン、フェア
アイル 編みもの修学旅行』
2014年発行 2,035円
三國万里子さんが、アラン
セーターのふるさと、
アラン諸島や、羊が有名な
シェットランド諸島、
そしてロンドンをめぐった
旅の本です。
もちろん手編みの作品の
編み図も収録されていて、
手編みの世界がつまった1冊です。
毛糸の元の羊さんが表紙なのも
かわいいですね。
『うれしいセーター』
2016年発行 2,750円
ほぼ日から発行されたこの本は、
宮沢りえや星野源、小林薫、
谷川俊太郎ら12人のゲストの
ために三國万里子さんが
編んだ作品を収録したものです。
14着のセーターの編み図と、
セーターを実際に着たゲストの
写真が収録されています。
装丁に工夫がされていて、
パタンと180度に開くように
なっており、編み物をしながら
編み図が見やすいように
なっています。
『スール』
2017年発行 1,320円
タイトルの「スール」は
フランス語で「姉妹」のこと。
この本は、ニットデザイナーの
三國万里子さんと、彼女の実妹で
料理家の、なかしましほさんとの
共著です。
「着ること 食べること
つくること」をテーマに、
ニットの編み図と料理の
レシピが載っていて、
姉妹の仲の良さがうかがえます。
三國万里子さんのウェブサイト「Miknits」
(出典 : https://www.1101.com)
「Miknits」(ミクニッツ)では、
三國万里子さんが厳選した毛糸を、
オリジナルデザインした編み図と
ともに1つにまとめた
「編み物キット」が販売されています。
キットの編み方のポイントを解説した
動画URLもついてくるのがうれしい
ところです。
(出典 : https://www.1101.com)
キットのラインナップは、
yajirobei
(ホワイト/ブルー)
22,000円
honeybee柄のカーディガン
(ベビーピンク)
19,800円
mangekyou(ハニー)
22,000円
などになります。
また、三國万里子さんが監修した
毛糸を単品で購入することもできます。
キットのほかにも、ボタン、
アップリケ、ニッターズバッグなどの
かわいいグッズもいっぱいです。
三國万里子さんと気仙沼ニッティング
気仙沼ニッティングとは、
東日本大震災で被災した
宮城県気仙沼市でスタートした、
「世界に通用する手で編む
ニットの会社」です。
(出典 : https://knitting.co.jp)
被災の跡地で、地元の女性たちが
編み手となり、文字どおり
ゼロから立ち上げられた
気仙沼ニッティングに、
三國万里子さんがデザインで
協力しています。
2012年から「ほぼ日刊イトイ
新聞」で震災支援のプロジェクト
としてスタート。
現在は株式会社となって、60人以上の
編み手さんを抱え、受注生産を
しています。
(出典 : https://www.knitting.co.jp)
上の写真は、気仙沼ニッティングの
最初の一品であり、抽選で受注する
ほどの人気がある「MM01」
というセーターです。
縄編みと伝統的な意匠が素敵な
「MM01」は、編むのはもちろん、
ボタン付けもタグ付けもすべて
編み手さんの手作業。
毛糸はオリジナル、ボタンも
地元の木工業者さんが削り
だした手作りという、
手のぬくもりが人気です。
受注から完成まで1か月
かかるそうですが、
待つのも魅力のうちとか。
そんな「MM01」の
気になるお値段は、
なんと、154,000円!
私には一気に手の届かない
値段になりましたが、
1か月ぶんの時給を考えたら、
安いのかもしれません。
他にも
「エチュード」77,000円や、
「Me」86,400円などの
ラインナップがあります。
気仙沼ニッティングは、
東京千駄ヶ谷(北参道)に
東京店を出店しており、
毎週、金・土・日の3日間
オープンして、商品を直接
手に取れる場所を提供しています。
手作りがいちばん
現代は、機械生産でいくらでも
安くニットが買えます。
だからこそ、100%手作りの品が
かけがえのない、最高の贅沢だ
というのは確かだと思いました。
久しぶりに、自己流編み物を
やってみたくなりました。
多少不格好でも、手編みの
作品はやっぱりいいものです。
以上、ニットデザイナーの
三國万里子さんの紹介でした。
ではでは~