ラビットホッピング北欧生まれのうさぎのスポーツとは『地球ドラマチック』

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(出典 : https://www.facebook.com/japanrabbithopping/)

今回は、北欧スウェーデン発祥の、うさぎと人が一体となったスポーツ、ラビット・ホッピングをクローズアップしたいと思います。

簡単にいうと、「うさぎによる障害物競走」なんですが、馬術を参考にしているあたり、人馬一体でなく、人兎一体の競技として、世界中に広まっています。

うさちゃんを飼っている人なら憧れずにはいられない、うさちゃんと一緒に高得点を目指したくなる、とっても素敵なスポーツ、それがラビット・ホッピングです。

どんなことをするのか、ルールはどんなものなのか、日本での活動は? このスポーツを調べてみました。

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ラビットホッピングとは?

1970年代にスウェーデンで始まった、うさぎと人とのコンビによる障害物競走型の競技、それがラビット・ホッピングです。

ホッピング(跳ねる)というくらいですから、うさぎがぴょんぴょん跳ねる競技なのですが、バーを跳び、台を越え、輪をくぐる、うさぎの身体能力が存分に発揮される素晴らしい競技として、今や世界中で愛好されています。

1987年にスウェーデンのストックホルムで世界初の競技会が開催され、以降、ノルウェーやフィンランドといった北欧の国々や、アメリカ、カナダ、オーストラリアへと広まりました。

スポーツとして公式ルールも存在し、公式の競技会も開催されるほどの人気です。

飼い主とうさぎがチームを組み、練習を重ねて技術を磨き、やがて高いハードルも難なく跳び越えるようになると、達成感とともにうさぎとの絆が深まること間違いなしです。

(出典 : https://www.facebook.com/japanrabbithopping/)

初心者?のうさぎだと↑こんな感じですが、

(出典 : https://www.facebook.com/japanrabbithopping/)

ベテランのうさぎになると、↑このくらいのハードルをぴょんぴょん跳んでいきます。

しかもこのジャンプは、飼い主さんが強制しているのでなく、うさぎが自分の意志で跳んでいるのです。

競技ではリードをつける場合とつけない場合がありますが、リードがなくてもどんどん走って跳んでいくうさぎの姿には感動します。

ラビット・ホッピングの競技会の様子がよく分かるのが↓の、カナダ大会の動画です。リードなしのうさぎが、ちゃんとコースを理解しているのが分かります。

The Canadian Rabbit Hopping Club Presents…

日本でも公式協会発足、公式ルールとは?

これはぜひウチのうさちゃんとやってみたい!と思う人も多いでしょう。

日本では、2014年にうさぎのしっぽ主催「うさフェスタ」において、国内初のエキシビジョンが行なわれました。

そして、2015年には「日本ラビットホッピング協会(JRHA)」が正式に立ち上がりました。

日本ラビットホッピング協会公式サイト

(出典 : http://www.rabbithopping.jp/)

ラビット・ホッピングに参加するにはどうしたらいいか。

まず参加条件ですが、

・基本的にどの品種のうさぎでも参加可能

・ただし、小型品種は生後4か月以上、大型品種は生後8か月以上で、けが防止のために5歳くらいまでのうさぎが対象になります。

また、

・足腰に負担のかかる肥満状態でないこと

・妊娠、授乳中でないこと

も条件となっています。

練習では「クリックスティック」というものを使用します。

押すとカチッという音がするので、それを合図におやつをあげ、「カチッという音=おやつ」という習慣をつけます。

競技では「まっすぐ歩く・走る」ことが重要です。ハーネスをつけて引っ張ることで方向を教えます。

まっすぐ歩けるようになったら、ハードルを置き、反対側にクリックスティックから伸ばした先端のターゲットを見せて、うさぎがターゲットをめざしてハードルをジャンプしたら、カチッと音をさせておやつをあげます。

これを繰り返して、だんだん高いハードルをジャンプできるように、まっすぐ速く走れるようにトレーニングを重ねます。

公式の競技では、規定のハードル、練習用のハードル、ハーネスとリード、下に置いて衝撃を吸収するマットなどが定められています。

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そしていよいよ協議会に参加します。

うさぎ1匹とハンドラーと呼ばれる人間一人で1チームとなってチーム戦を行います。

うさぎは健康であれば品種を問わず参加できます。

ハンドラーは練習エリアや競技エリアに残ったフンやゴミなどを始末すること。

うさぎへ乱暴な扱いをした場合は失格です。

基本は失点制で、初級のレベル1のコースを失点ゼロで2回クリアすると、上級のレベル2へ進めます。

スタートハードルを跳んでスタートし、フィニッシュハードルを跳んで完全に着地するまでのタイムも競います。同点の場合はこのタイムが短い方が勝ちです。

初級レベル・レベル1のコースはハードルが10個。

ハードルの高さは15~25㎝までで、ハードルの半分は20~25㎝の高さとなります。ハードル間の距離は180cmです。

ハードル越えの失敗は6回まで。それ以上だと失格です。

上級レベル・レベル2のコースはハードル数が10~14個で、高さは25~35cm。ハードルの半分は高さ30~35㎝になり、ハードル間の距離は200cmになります。

スコアは以下の失点をカウントします。

・ハードルを倒した、またはバーを落とした場合。

・ハードルを自力で越えなかった場合は、ハンドラーが抱きかかえて越えさせることができますが、失点になります。

・審判がスタートを宣言し、ハンドラーが指示を出す前にうさぎがスタートしてしまった場合も失点になります。このフライングは2回で失格になります。

・うさぎがコースの外に出て、150cm以上離れてしまった場合も失点です。

・ゴールまでのタイムリミット3分を越えてしまった場合は失格となります。

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おうちのうさちゃんとラビットホッピングを楽しむには?

クリックスティックとおやつでコースの練習をしたら、エキシビジョンや競技会に挑戦しましょう。

「うさぎのしっぽ」主催の「うさフェスタ」では、毎年、ラビット・ホッピングのエキシビジョンを開催しています。競技ではないので、気軽に申し込み・参加ができます。

そもそもペットのうさぎを連れてどこかへ行くという体験が少ないので、こうしたイベントに一緒に行くこと自体が楽しめるでしょう。

各種の賞もあり、賞品もうさぎちゃんにとっては豪華です。

(出典 : https://www.youtube.com/watch?v=KTkcDwfRCEg)

主催の「うさぎのしっぽ」公式サイトでは、競技の練習にに必要なハードルやマット、クリックスティックなどの通販も行っています。

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まとめ

ふだん檻に入れて飼っているうさぎを思いきり運動させてあげたい、うさぎの運動を鍛えてあげたい、と思ったら、このラビット・ホッピングは最適ではないでしょうか。

始めれば、うさぎが本来持っている能力の高さに驚く人も多いそうです。

日本でもラビット・ホッピングがもっと普及して、多くのうさぎと飼い主さんの絆が深まればいいなと思いました。

以上、ラビット・ホッピングの紹介でした。ではでは~

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