高木佐保(ネコ心理学者)のプロフ経歴と猫の研究結果『ヘウレーカ』

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(出典 : https://gakumado.mynavi.jp

今回は、12月2日オンエアの

『又吉直樹のヘウレーカ』

出演した、ネコ心理学者の

高木佐保(たかぎ・さほ)さん

クローズアップしたいと思います。

子どものころから動物好きだった

高木佐保さん

いかにしてネコのこころに近づき、

ネコの心理を明らかにしたのか?

驚きの研究結果を見てみました。

『ヘウレーカ』に出演した

ねこの博物館館長・
今泉忠明先生の記事はこちら↓

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高木佐保さんの経歴

高木佐保さんは、

1991年生まれ。

子供のころから動物好きだった

そうですが、特に動物の心に

興味があり、

「イヌは頭の中でワンワンって

考えてるの?」

と大人に聞いたという、

なかなかに聡明なエピソードを

お持ちです。

そして、大学3年の時に実家の

ネズミ対策にネコを飼ったところ、

その魅力のとりこに。

さらに、京都大学の藤田和生教授の

講義を聞き、動物の心理を研究する

ことができることを知り、幼い

頃の疑問が再燃。

2013年に同志社大学を卒業すると、

京都大学大学院に進学し、

藤田研究室で本格的に

「動物の認知」の研究を始めました。

京都大学は、霊長類の研究で

世界クラスの実績を持って

いましたが、イヌやネコなど、

人間とともに暮らすコンパニオン・

アニマルについての研究も始めて

おり、初めにイヌの研究チームが、

そして、高木佐保さんの在籍中に

ネコの研究チームが立ち上がりました。

しかしイヌが人の指示に従う反面、

ネコは気まぐれでなかなか思う

ように実験に参加してくれません。

(出典 : https://news.nicovideo.jp

高木佐保さんも、研究では

30~50匹のネコたちに実験を

するそうですが、モニタを見せて

反応を探るはずが、↑のネコの

ようにそっぽを向いて、見て

くれない、なんてことは

しょっちゅうだとか。

動物学の世界では、扱いづらい

ネコの研究は、イヌなどほかの

動物に比べ、少ないそうですが、

ネコのツンデレな性格がネコの

研究を妨げ、ネコをいっそう

ミステリアスに見せるのですね。

高木佐保さんのネコ研究でわかったこと

高木佐保さんは、ネコの認知

(こころ)について研究するに

あたり、イヌや霊長類の研究

方法をネコにそのまま利用する

ことはできなかったといいます。

ネコはネコ用の研究方法が

必要で、しかも気まぐれなネコの

気が向いた時にしかできないこと

から、研究も実験も非常に

たいへんだったそうです。

それでもネコが大好きだから

苦にならなかったとか。

かくして出来上がった研究論文では、

ネコの心について画期的な発見が

つづられました。

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ネコは物理法則を理解している

ネコは物理法則に反する出来事が

起こると、「あれ?」と驚く

反応を見せることが判明。

このことからネコは物理法則を

理解していることが発見されました。

ネコは音で推理する

ネコは主に音で物を認識し、音を

聞くことで、続けて起こることを

推理する能力があるそうです。

高木佐保さんが研究で明らかに

したこうした新しい発見は、国際

論文誌で高い評価を得た上、

京都大学総長賞を受賞しました。

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ツンデレなネコの研究例は少ない

ものの、高木佐保さんのような

新しい研究者の登場で、徐々に

進んできています。

高木佐保さんは、2020年10月に

『猫がゴロゴロよろこぶCDブック』を

出版しています。

ネコは特に優れた聴覚を持つことで、

聴覚が心理や行動に深くかかわって

いるといいます。

このCDの音源は、高木佐保さんたち、

ネコの研究チームが実験して導き

出した、ネコにとって心地よい

リズムや周波数を取り入れており、

まさにネコのためのヒーリング

音楽になっているのです。

謎めくネコのこころに人間が

近づくのは難しいことですが、

高木佐保さんのような研究者の

尽力で、ネコとヒトがもっと

分かりあえるようになると

いいですね。

ちなみに、高木佐保さん

今飼っている愛猫は

ミルという名前のメス

だそうです。

以上、ネコ心理学者の

高木佐保さんについて

でした。

ではでは~

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