(出典 : http://www.cnichiba.com)
2月13日に、歌手の
槇原敬之(まきはら・
のりゆき)さんが
覚せい剤取締法違反(所持)で
逮捕されました。
槇原敬之さんが覚せい剤と
ともに、今回所持していたのは
危険ドラッグと呼ばれる
ラッシュ(RUSH)だった
そうです。
ラッシュとはどのような
薬物なのでしょうか。
また、どのような入手方法が
あるのでしょうか。
そもそもなぜ依存するのでしょうか。
それらについて調べてみました。
槇原敬之さん所持の危険ドラッグ・ラッシュとは
槇原敬之さんは、2018年4月に
覚せい剤約0.083グラムと、
危険ドラッグのラッシュを
所持していたとして逮捕されました。
覚せい剤の種類については、
ニュースなどにはありません
でしたが、危険ドラッグの
ラッシュについては、
情報が開示されています。
ラッシュとは、アメリカでは
普通に販売されている薬品です。
本来は、ビデオクリーナーや
液状アロマ芳香剤として登場
したものですが、現在はアダルト
グッズ店などで、主にセックス
ドラッグとして売られている
そうです。
現在の日本では危険ドラッグ
ラッシュは、いわゆる麻薬や
覚せい剤とは異なるため、
以前は所持・使用していても
逮捕できず、「合法ドラッグ」
などと呼ばれ、若者の間に浸透して
しまいました。
現在は、本来のアロマなどの
使用を含め、市販は許可されて
おらず、違法ドラッグ・
危険ドラッグという扱いに
なっています。
ラッシュの効果
ラッシュは、血圧の降下や
心臓の拍動の強化の他、
酩酊感覚や性的興奮を高める
作用があります。
使用が合法の国でも、いわゆる
バイアグラのような、性的な
興奮を伴う薬物との併用は
危険とされています。
しかし、性的興奮に関しては、
摂取後の数十秒間しか効果が
見られないため、ラッシュの
擁護者はアルコールやニコチン
よりも安全と標榜しています。
ラッシュは注射器を使わない
(出典 : https://bh-atelier.com)
覚せい剤というと、白い粉を
溶かして注射器で注入する
イメージですが、ラッシュは、
主成分の沸点が低く、常温でも
気化するので、鼻から蒸気を
吸い込んで体内に取り込みます。
この手軽さが、ラッシュの
蔓延の理由の一つでもあると
言われています。
ラッシュの入手方法
違法ドラッグの入手というと、
繁華街の裏などで怪しい
バイニンから秘密裏に購入する
感じですが、現在はインター
ネットで海外の業者から簡単に
購入できてしまいます。
筆者がちょっと検索しただけでも、
海外の業者が日本語で販売して
いるサイトを見つけてしまいました。
そのサイトでは、
「男性用精力剤」のカテゴリに、
「芳香剤」という名目で販売
されており、10ml入りのものが
9,500円となっていました。
解説文も日本語でしたが、
翻訳がとても不自然なもので、
怪しさが際立っていました。
↓こんな感じです。
使用方法:鼻の下で1センチ
メートルの所に置く,
片側の鼻孔をしっかり
押さえる,
別の片側の鼻孔の
深呼吸の2-4の下で
すぐを使う。
これで本当に購入する人が
いるのかと思ってしまいますが、
明らかに日本向けに販売されて
いるのは、需要があるから
なのでしょう。
槇原敬之さんはなぜ覚醒剤に依存したのか
昔から、芸能界には覚せい剤の
販売ルートがあり、簡単に
入手できるといううわさが
ありますが、なぜ芸能界で
それほどに覚せい剤が求め
られるのでしょうか。
ひとつには、アーティスト、
クリエイターとして、
ある程度のキャリアを持っている
人たちが、ハイになるために
求めるのではないかと、私は
思っています。
そもそも子どもは24時間
いつでもハイテンションです。
興奮し、飛び回り、大声を上げ、
しかも疲れることを知りません。
大人はそんな子どもたちの
元気さについていけず、
へとへとになります。
そんな子どもの状態こそ、
いわゆるナチュラル・ハイの
極みと言えるでしょう。
アーティストと呼ばれる人たちは、
そんな子どものような、ナチュラル・
ハイの中から作品を創作していた
のではないでしょうか。
しかし、年とともに、ナチュラルな
状態でハイに到達することが難しく
なり、若いころのような創作活動が
できにくくなるのかもしれません。
そうなると、創作活動自体に不安を
抱いたり、逆に、ハイになれさえ
すれば、また昔と同じように創作
することができる、と思ってしまう。
年を取り、自力でハイになれなく
なったから、薬物を頼りにして
しまうのではないかと思うのです。
「才能が枯れる」という言い方が
ありますが、それは若いころと
同じような創作ができないと
いうことで、年を取ったなら
それなりの創作の方法がある
はずです。
ところが、安易に興奮状態を
求め、薬物に手を出してしまう。
若くなくなった男性が、
若さの力強さよもう一度、と、
バイアグラに手を出すのと
似ています。
表現者たちが集まる芸能界で、
覚せい剤が求められる理由は、
彼らの創作活動のありかたと
深くかかわっていると思います。
しかし、薬物による「興奮」は、
創作の起爆剤にはなりえません。
むしろ、体をむしばみ、
創作どころか日常生活さえ
奪ってしまう・・・
強烈な依存性は、治療を
受けてもなかなか脱出する
ことができず、今回の
槇原敬之さんのような
再犯者を生み出してしまいます。
それをクリエイターの末路と
してしまうのは、あまりにも
残酷だと思います。
以上、槇原敬之さんの逮捕の
ニュースと覚せい剤について
でした。
ではでは
槇原敬之さんの逮捕の経緯に
ついてはこちら
沢尻エリカさんが所持して
いた薬物・MDMAとは?