上皇さま?上皇様?上皇陛下?平成天皇?正しい称号はどれ?

(出典 : ウィキペディアより)

1月29日に上皇陛下が

一時意識をなくされたことが

30日に発表され、話題に

なっています。

86歳というお年を考えても

御身お大事にと思いますが、

気になったのが、ニュースなどの

報道における、明仁さまの

敬称でした。

上皇さま

上皇様

上皇陛下

果ては過日の大相撲の中継時に

出た「平成天皇」まで。

いったいどれが「正しい」のか、

調べてみました。

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そもそもなぜ上皇?

天皇が生前に退位したのは、

江戸時代後期の1817年に

光格天皇が退位して以来、

実に202年ぶりの「事件」でした。

(出典 : https://www.buzzfeed.com)

これを受けて、宮内庁では、

明仁さまの敬称を

上皇(じょうこう)

定めました。

上皇は、もともとは

「太上天皇(だじょうてんのう)」の

略称でした。

それを、「天皇の退位等に

関する皇室典範特例法第三条

(退位特例法第三条)」では、

「退位した天皇は、上皇とする」

と明記し、略称ではなく、

正式な称号と定めました。

つまり、上皇は、

皇室史上初の称号なのです。

正解は上皇陛下

また、特例法第三条は続けて、

「上皇の敬称は、陛下とする」

とも定めています。

なので、上皇の呼び方は

法律に照らせば、上皇陛下

正解です。

ちなみに陛下という敬称は、

天皇皇后両陛下の他は、

明仁さまと美智子さまだけが

お使いになり、皇太子他の

皇族は「殿下」となります。

「上皇さま」は親しみやすさから

特例法第三条では「陛下」と

定めていますが、日本の

メディアでは、

「上皇さま」「上皇様」という

表記がしばしば使われています。

しかし、「天皇さま」とは

言わないので、上皇さまもヘンだ、

と感じる人もいるかもしれません。

メディアでは、皇室の方の

名前につける呼称として、

「明仁さま」「美智子さま」

「徳仁さま」「雅子さま」と

いうように、ひらがなの

「さま」をつけることが

一般的です。

これは、開かれた皇室という

意味と、親しみやすさを考慮

しての表記で、柔らかい語感の

ひらがな表記を使うということで、

各報道機関が自主的に決めた

ものだそうです。

漢字表記の「様」をあまり

見ないのは、ひらがなである

ことに理由があるからなのですね。

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「平成天皇」はNG!

1月26日の大相撲のテレビ中継で、

NHKの実況アナウンサーが

明仁さまを「平成天皇」と複数回

呼んで、物議をかもしました。

実はこの「〇〇天皇」という

呼び方は「諡(おくりな)」

または「諡号(しごう)」

呼ばれるもので、天皇の死後に

つけられる敬称なのです。

「明治天皇」「大正天皇」

「昭和天皇」という呼称は、

すべて崩御された後に

使用されています。

ややこしいですが、生前退位した

上皇陛下はもちろんご存命ですので、

「平成天皇」は完全にアウトです。

天下のNHKが複数回にわたって

間違え、あとであわてて

「上皇さま」と訂正したのは、

いわば凡ミス。

諡は一般常識ではないかも

しれませんが、NHKさんには

間違えないでほしかったですね。

中には、トレンドワード入り

した「平成天皇」を見て、

上皇陛下が崩御したのかと

びっくりした人もいたようです。

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上皇陛下もしくは明仁さまが正解

(出典 : https://www.sankei.com)

ということで、皇室典範に

従えば、正解は「上皇陛下」

なります。

そして「さま」をつける場合は

「明仁さま」となるのですね。

日本語の敬語表現はなかなか

難しいですが、200年ぶりの

生前退位を受けて、敬語の

世界も揺れ動いたということ

でしょう。

以上、上皇陛下の敬称についてでした。

ではでは~

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