↑ごみから見つかった紙幣
(出典 : https://www.asahi.com)
2月12日、愛知県豊田市の
市営ごみ処理施設で、
ごみの中から1127万円もの
紙幣が見つかるという事件が
ありました。
ごみから見つかった現金を返還
その持ち主が14日に
判明したとして、
現金は返還され、事件は
スピード解決したそうです。
もともとごみとして
捨てられたものがなぜ
たった2日で持ち主を
特定できたのでしょうか。
↑紙幣が入っていたごみ収集車
(出典 : https://www.asahi.com)
ごみから見つかった現金を特定した帯封
(出典 : https://www.hibineta.com)
解決の決め手となったのは、
紙幣を束ねていた
帯封(おびふう)でした。
帯封とは、100万円、
1000万円といった札束を
まとめる紙製または
フィルム製の帯です。
100万円の束は、中心よりも
端に寄った部分に、縦に1本、
1000万円の束は、
縦と横に1本ずつの十文字に
帯封がつけられます。
帯封には、そのお札を出金した
銀行などの金融機関の名前や
ロゴマーク、数字や記号が
印刷されています。
また、束にして封を締める
結束作業を行なった担当者の
印鑑や日付も入っているので、
検索するといつ誰がその
紙幣の束を受け取ったかが
照合できるのです。
それによって、100万円、
1000万円などの大金が一度に
動いたことの証拠にもなりますし、
ニセ札でないことの証明にも
なります。
今回、ごみから出てきた
紙幣には、帯封がついたままの
ものがあったため、持ち主が
簡単に特定できたようです。
逆に考えると、まとまった
額のお金の移動は、金融機関に
よってしっかり監視されている
とも言えますね。
悪いことはできないものです。
レア物の帯封も
銀行以外では、競馬の世界にも
帯封があります。
100万円以上の高額配当金が
出ると、JRAのオリジナル
デザインの帯封が使われる
そうです。
このオリジナル帯封のおかげで、
競馬の配当金であることが
証明されるのです。
一度でいいから拝んでみたいです。
(出典 : https://aucview.aucfan.com)
↑こちらはヤフオクに出品
された、中山競馬場の
オリジナル帯封です。
確かにめったに拝めるもの
ではありませんが、こんな
ものまでオークションに
かけられるのですね。
以上、ごみから出てきた
現金の持ち主ををみごと
特定した帯封について
でした。
ではでは~
ごみの中から見つかった
現金は見つけた人のもの?