(出典 : https://www.ajfarm.com)
今回は、7月23日オンエアの
『秘密のケンミンSHOW極』で
紹介された巨大さくらんぼの
やまがた紅王(べにおう)を
クローズアップしたいと思います。
お中元の季節にまるで宝石のように
美しく箱入れされて店頭に並ぶ
さくらんぼは、贈答用の
高級フルーツのイメージがありますね。
やまがた紅王とはどんな品種なのか、
どこでいくらで買えるのか?
もっとも有名なさくらんぼの佐藤錦と
比較してみました。
やまがた紅王とは?
やまがた紅王は、さくらんぼの
生産量が日本一という山形県が、
2018年に世界最大のさくらんぼの
新品種として発表・登録したものです。
当初は「山形C12号」という記号で
呼ばれていましたが、2019年に
一般公募でやまがた紅王という
名前が決まりました。
(出典 : https://www.ajfarm.com)
やまがた紅王の特徴は、
なんといってもその大きさです。
直径3センチ前後で、500円玉の
26.5㎜よりもひとまわり大きい
ものになります。
さくらんぼの等級は大きさで
決められるのですが、
Mサイズで19ミリ以上のものから
3ミリきざみで、
L、LL、3Lとなっており、
有名な佐藤錦の大きさが
MからLLだそうです。
しかし、30ミリ以上の大きさを
持つやまがた紅王は小さくても3L、
大きければダントツの4Lとなります。
大型化した理由は、見た目もあり
ますが、海外輸出を想定している
ためといいます。
実が硬めであることも、海外への
輸送時に型崩れしないように、
日持ちするように作られているのです。
日本のフルーツはアジアなど海外で
たいへん人気があり、国内消費が
頭打ちする中、海外への輸出に
活路を開くための方針なんですね。
やまがた紅王はどこで買える?
やまがた紅王はもちろん、
国内でも高級さくらんぼとして
流通する予定です。
(出典 : https://www.ajfarm.com)
予定というのは、現時点ではまだ
市場に出回っていないからで、
先行販売が2022年、一般向け
販売は2023年に開始される
とのことです。
なので残念ながら、今はまだ
買えません。
3年後の初夏に千疋屋の店頭に
どかーんと並ぶのかもしれません。
3年後まで待ちきれないですね。
やまがた紅王はいくらになる?
見た目の大きさどおり、
インパクトの大きいやまがた紅王
ですが、価格はいくらになるので
しょうか?
現在はまだ生産農家が限られている
こともあり、そのへんのスーパーで
普通に販売されるまでにはまだまだ
時間がかかりそうです。
なので、レアな逸品として
高級フルーツ市場に出てくると
思われます。
庶民にはちょっと手が出ないものに
なるとしたら、残念な気もします。
佐藤錦と比較すると
山形のさくらんぼといえば、なんと
いっても佐藤錦が有名です。
国内シェアも72%と圧倒的ですし、
その8割近くは山形県で生産されています。
(出典 : https://www.ajfarm.com)
スーパーで売っているのは↑こんな
感じですね。
しかし、やまがた紅王は大粒の希少品。
となればやはり
(出典 : 楽天市場より)
↑こんな感じに整然と並んだ贈答用の
イメージでしょうか。
ちなみにこちらの佐藤錦は500g入りで
4,800円のものです。
さらにグレードアップすると。。。
(出典 : 楽天市場より)
↑こんな感じに箱も豪華になります。
こらちは同じく500g入りで5,700円。
写真を見る限りでは40粒入りのよう
ですので、1粒142円ですね。
さらに高級贈答用となると
(出典 : 楽天市場より)
出ました!桐箱入り!
こちらのお値段はなんと9,800円です。
やはり40粒入りのようですので、
1粒あたり245円です。
まさに食べる宝石ですね。
やまがた紅王は、大きさも
希少性も佐藤錦をしのぎます
から、少なく見積もっても
お値段1万円は超えてくると
思います。
まさにフルーツ界のルビー、
初夏のお中元シーズンの王様に
なるのは確実です。
国内でも1万5千円程度、
海外富裕層向けの輸出品だと
2万円をつけてくるかもしれません。
ここまでくると恐れ多くなります。
フルーツといえば気軽に食べられる
ものから贈答用まで、幅広く販売
されていますが、やまがた紅王は
最初から高級志向を狙っている
ようです。
なので、千疋屋とか高野フルーツ
パーラーといった有名高級フルーツ店で
しか目にすることのない品種になりそう
ですね。
気軽に食べられるようになる日は
来ないかもしれません。
以上、山形の巨大さくらんぼこと、
やまがた紅王についてでした。
ではでは~