木下紫乃のスナックひきだしで異業種交流『クローズアップ現代+』

(出典 : https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/19/news038.html)

今回は、仕事の悩みを聞き、異業種の人々をつなぐ『スナックひきだし』のママ・木下紫乃さんをクローズアップしたいと思います。

人生100年時代に、定年後も就労する生き方が注目されています。

しかし急速に変化する時代にあって、定年どころか現在働いている会社でもリストラの嵐が吹き荒れ、中高年が必要とされる人材であり続けることは難しくなっています。

また一方では、会社の内外ともに人間関係が狭くなりがちなのも、新しい世界の情報を得たり、異業種にアクセスする機会を減らし、結果として視野を狭めて悩んでしまいがちです。

そんな「働く人々」に、新しい世界、新しいキャリアを探し出すためのお手伝いを買って出る、「ちょっとおせっかいなママ」がいるお店に、たくさんの人が足を運んでいます。

そんな不思議なスナックについて調べてみました。

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プロフィール

その店のママは木下紫乃(きのした・しの)さん。年齢を聞くのは野暮なのでパスします。

大学卒業後にリクルートに就職しますが、7年の勤務ののちに体を壊して退職。その後、いくつかの転職を経て、企業の人材育成を支援する会社に転職しましたが、その合間に3回の結婚を経験。ドイツに移住もした上、帰国後は大学院に入学。キャリア教育を研究したという、波乱万丈で経験値豊かな人です。

木下さんは、人材育成の会社にいた頃から、ミドルシニアのキャリア構築のサポートに関わっていましたが、この分野で人と関わりたいという思いから、2016年に独立、株式会社ヒキダシを起業しました。

スナックひきだしとは?

(出典 : https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/19/news038_3.html)

しかし、普通にセミナーなどを開いても、木下さんがターゲットとする中高年世代の人は足を運んでくれません。

そこで考えたのが、スナックという「場」でした。

スナックなら肩書や業種を超えて、中高年の人が気軽に来てくれるのではないか。

木下さんは、大学院時代の同級生で、バーを経営している人に協力を仰ぎ、「スナックひきだし」を始めました。

40代以上の人たちが、仕事のモヤモヤを気軽に話せる場所でありたい。

最初は不定期開催で、麻布十番にある知人のバーを2時間半だけ借り、告知もフェイスブックのみのスタートでしたが、参加者の数は予想以上で、大盛況となりました。

回を重ねるごとにお客は増え、同時に「行きたいが夜は出られない」「40歳以下だけど行ってみたい」と、新たな需要も見えてきました。

「もっと来やすい場所」をと木下さんは考え、17年夏からは、毎週月曜の午後5時~8時の「ゆうスナ」と、木曜の午後1時~6時の「昼スナ」をオープン。幅広い人が来られる形にしました。

コンセプトは、予約不要、過ごし方は自由、定期開催、チャージ1,500円と明朗会計、お酒は飲んでも飲まなくてもOK、明るいママのお節介あり。

そして条件は一つ。「知らない人とつながってみたい」好奇心のある人。

告知は相変わらずフェイスブックのみですが、口コミで広がり、来店者は500人以上になったそうです。

集まる人たち

お客さんは年齢も職種もさまざま。サラリーマンや経営者、学生、果ては子連れのお母さんまで、このスナックひきだしに来なければ決して出会わないような、接点のない人ばかりです。

会社を辞めたいという20代のOLがいれば、中高年の経営者と話をしてみてはどうかと、紫乃ママが「出会い」をお節介することも。

ママ自身、自分を含むミドルシニア世代が、世の中の変化についていききれていない悩みを抱えていると感じており、そんな人たちが「スナックひきだし」でつながってくれればと願っているのです。

そんなママのサポートで、お客さんたちは「素の自分」をさらけだし、好奇心をもって交流しています。異業種の人と出会い、出会いから新しい仕事が生まれ、そして思いがけない友人を得たりしているのです。

これからの展望

スナックひきだしは、新たな「場」として、「スナックひきだし番外編・大人の遠足」を企画しています。しかも泊まりありの遠足で、フェイスブックの告知には「枕投げをしましょう」と書かれていました。これは確実に普段の自分を捨てて人と接することのできる楽しい場になりそうですね。

スナックという形を拠点として、お客同士という、新しい出会いの場を作る。

スナックひきだしは、企業や地方へも出張して、つながりの場を広げています。

また、出会いのコンセプトを引き継ぐ、新たなママ・マスターの発掘も行っており、「ママ養成講座」も開催しています。

ゆくゆくは、日本を飛び出して世界にも「場」を作り、オンライン・オフラインでつながることが、目標だそうです。

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まとめ

毎日、ルーティンワークをこなしていると、視野も活動の幅も、そして何より自分自身の好奇心も小さい殻の中にまとまってしまいがちです。

ですが、その殻を破り、知らない人と出会う勇気があれば、仕事にも生活にもまったく新しい世界が開けると思います。

そんな機会を提供してくれる場があれば行ってみたい、そう思ってもチャンスがないと思う人も多いでしょう。

スナックひきだしはそんな大人のための新しいつながりの場として、異業種交流とか、オープンイノベーションなんて言葉をうんと軽くして提供してくれる、素晴らしい場所だと思います。

以上、木下紫乃ママとスナックひきだしの紹介でした。ではでは~

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