(出典 : https://schoo.jp)
今回は、4月26日オンエアの
『情熱大陸』に登場した、
ショートショート小説作家の
田丸雅智(たまる・まさとも)さんを
クローズアップしたいと思います。
田丸雅智さんは、短い時は原稿用紙
たったの1枚というショートショート
小説を書く作家さんです。
自身ではショートショート小説を
「短くて、不思議な小説」と定義して
いて、その作品はどれも不思議な世界が
特徴です。
しかし、田丸雅智さん自身もまた、
ちょっと不思議な人のようです。
結婚しているのか、いないのか?
小説家なのに学歴は工学部の大学院?
ショートショート小説で企業の
イノベーションを生み出す?
そんな不思議を調べてみました。
田丸雅智さんは結婚してるの?
まずはプライベートな疑問ですが、
結婚しているのか、いないのか、
なんて簡単な話だと思いますよね。
それが田丸雅智さんの場合、
本当か嘘か分からないのです。
『SAKE TIMES』という、日本酒の
情報サイトに、
2015年「海酒」田丸雅智インタビュー
というページがあるのですが、
そこで「普段お酒は飲みますか?」と
聞かれた田丸雅智さんは、
お酒は好きです。
でも強くないので、
週末に自宅で妻と
飲んだりします。
と答えています。
なるほど、家飲み派で、
奥さんとは仲がいいんだなと思いました。
しかし、2017年には、自身のブログで、
旅といえば、ぼくはときどき
ハネムーンの記憶を思いだし
ては幸福感に浸るのだが、
この商品によるものなので、
結婚歴はまだない。
とつづっているのです。
どっちが本当?
もしかしてどっちかは創作世界の
ことだったりして??
小説家は普段も物語の世界に
住んでいるのでしょうか。
自身のプロフィールに関しても、
どうも創作が入っているようで、
結婚しているのかどうかは
分かりませんでした。
田丸雅智さん、なかなかユニークな
人のようですね。
おうちで受講できるショートショートの書き方講座onWeb
田丸雅智さんは、ショートショート
小説の書き方講座を積極的に開いて
います。
1コマ90分の講座で、発想から執筆、
作品の完成と発表までが一気にできる
「田丸メソッド」をひっさげて、
これまで全国各地で1万人以上に
教えてきたといいます。
受講者は小学1年生からシニア層まで
幅広く、文字どおり「誰でも小説が
書ける」がモットーなのです。
そして、昨今の新型コロナウイルスの
影響でイベントや外出が自粛される中、
4月19日に「おうちクエスト」と
題して、YouTube上で「だれでも
お話がつくれる!オンラインショート
ショート講座」を公開しました。
田丸雅智さんは、2017年から、
この講座を少年院でも開催して、
自由に発想する方法を更生に
活かしているそうです。
また、2020年度の小学4年生の
国語の教科書にも、ショート
ショート小説の書き方が採用
されました。
企業向けのワークショップも
ショートショート小説と企業。
なんだかつながりがよく
分からないと最初は思ったのですが、
「荒唐無稽な物語の中に、
未来を切り拓くヒントがある」
というコンセプトのもと、
ショートショート小説の発想法を
イノベーションに生かす講座と
して、田丸雅智さんのワーク
ショップが多数開催されています。
一見、無意味にも見える単語と単語の
つながりから、新しいものを生み出す。
たとえば、
「発電に使えるタコ」
「ぽかぽかする傘」
は、現実には存在しない、
「不思議なもの」ですが、
「消せるボールペン」
「羽根のない扇風機」
となると、すでに販売され、
ヒットを飛ばしている現実の
商品になります。
しかし、これも10年前、
20年前に聞いたら、やはり
「不思議なもの」だったはずです。
このように、常識の枠を外し、
自由な発想を導き出すブレイン
ストーミングに近い作業として、
ショートショート小説の創作の
手法を使うのです。
IT企業やメーカーの他、研究機関など、
さまざまな団体が受講している人気の
ワークショップだそうです。
企業といえば、田丸雅智さんは、
東京大学大学院の工学系研究科を
修了したあと、電通に就職して
います。
そして「Bチーム」と呼ばれる
グループに所属しているのですが、
メンバーは全員、会社の仕事以外の
顔=「B面」を持つ人たちで、
田丸雅智さんも小説家の顔を持つ
メンバーとして働いているのだとか。
そのことが、企業向けワークショップと
いう形を生んだのだと思います。
ショートショート小説というと、
単に短い小説、とだけ思ってしまい
がちですが、少し不思議な要素を
入れることで、本当にいろいろな
世界に応用が利く、素晴らしい
発想法だということが分かりました。
奥さんのことは謎のままですが、
不思議な世界を書き綴る田丸雅智さん
らしいとも言えますね。
以上、ショートショート小説作家の
田丸雅智さんについてでした。
ではでは~