(出典 : https://agri.mynavi.jp/2017_09_14_6304/)
今回は、銀座のビルの屋上でミツバチを飼い、
ハチミツを取っている
「銀座ミツバチプロジェクト」
の発起人、
田中淳夫さんをクローズアップ
したいと思います。
都市養蜂と呼ばれる、都会の真ん中での
養蜂ですが、蜜は現在1トン以上も
取れるとか。
なぜ田中さんは銀座で養蜂を始めたのか、
どんな特産品が生まれているのか、
また、「銀座ミツバチプロジェクト」に
参加できるのか、調べてみました。
銀座ミツバチプロジェクト
(出典 : https://agri.mynavi.jp/2017_09_14_6304/)
銀座ミツバチプロジェクトは
2006年に発足しました。
銀座3丁目の角にある「紙パルプ会館」に
ビルの屋上を貸してほしいという
養蜂家の藤原誠太さんが現れたのが
最初でした。
「屋上を貸せば場所代として
銀座産のハチミツが貰える」
と、会社はOKを出したのですが、
藤原さんはあっさりと田中さんに
任せて撤退。田中さんはなりゆきで
養蜂を始めることになったのだそうです。
しかし、他の社員は大反対。
刺されたらどうするんだと
言われれば田中さんも心配に
思うほどでした。
しかし、勉強するうちに
ミツバチは花と巣箱の往復しか
しないので大丈夫だと分かります。
そこで思いついたのが、
“自然環境との共生”という
メッセージ。
銀座でミツバチを飼って
ハチミツを収穫できれば、
それが伝わるはずだと。
そこから、
「銀座ミツバチプロジェクト」
(略称:銀ぱち)がスタートしたんです。
さまざまな職業の方々が
賛同してくれて。
もちろん誰もミツバチを
飼ったことはありませんが、
皆さん「それは面白そう!」と。
話を聞きつけた新聞社や
テレビ局からも取材され、
いよいよ後に引けなく
なってしまった(笑)。
20人ほどが集まって、
指導してくれる先生は、
私に養蜂を勧めてくれた藤原さん。
最初の巣箱を設置したのは、
2006年の3月28日。
その後、銀ぱちはどんどん発展し、
東京都中央区銀座という、
大都市・東京のど真ん中で、
都市養蜂を実現しました。
(出典 : http://www.matsuya.com/)
ミツバチが飛べるのは4キロ四方。
銀座には花をつける街路樹があり、
また、皇居や日比谷公園など、
意外と自然豊かな場所だった
こともあり、養蜂は十分可能でした。
ミツバチの数も増え、西洋ミツバチの他、
日本ミツバチも加わって蜂の数もどんどん増えました。
さらに、季節を限定して蜜を集めると、
ナノハナ、サクラ、マロニエ、と
花の咲く順番ごとに特徴のある
蜜が取れるようにもなりました。
(出典 : https://www.facebook.com/ginzamitsubachi)
銀座の特産品に
銀座松屋が初年度から商品化に参加して、
パンやスイーツなどの商品ができました。
限定50点の「『銀座はちみつ』を使った
スイーツ福袋」なども登場。
銀座にいる一流の職人が銀ぱちの
ハチミツを使って、スイーツを
はじめ、カクテルや石鹸、
化粧品やキャンドルなどにも
加工され、業種を超えた交流は
どんどん広がっています。
銀座という街の緑化や、
特産品の登場など、
銀ぱちは今も活性化しています。
プロジェクトに参加したい!
銀ぱちではさまざまな
イベントを行なって、交流を
深めています。
「銀座ミツバチプロジェクト」公式サイトで
イベントの告知がされているので、
参加したい方はぜひチェックして
ください。
(出典 : http://www.gin-pachi.jp/)
まとめ
大都市の真ん中で行う養蜂が
人をつなげて街を活性化させる。
銀座という伝統ある街でも
新しいことができるという
素晴らしいプロジェクトですね。
2015年からは、同様に養蜂を始めた
丸の内ハニープロジェクトとも
連携しているそうです。
以上、「銀座ミツバチプロジェクト」に
ついての紹介でした。ではでは~