(出典 : https://headlines.yahoo.co.jp)
昨年6月に、東海道新幹線車内で
乗客を殺傷した小島一朗被告(23)に、
求刑どおりの無期懲役の判決が
言い渡されました。
「一生刑務所に入りたいから」という
前代未聞の動機に対し、判決は
その言い分どおりになったわけで、
これを聞いた小島一朗被告は、
「控訴はしません。バンザイ三唱します」
と両手を挙げてバンザイを叫ぶ、
異常な裁判でした。
これに対し、さまざまなコメントが
ネット上に上がっています。
有名人のコメント
さすがに憤りを抑えられないと
ばかりに、多くの有名人も
コメントを出しています。
デヴィ夫人は、自身の
ツイッターで判決に言及。
(出典 : https://headlines.yahoo.co.jp)
新幹線殺傷事件の小島一朗被告、無期懲役判決にこともあろうに法廷で万歳三唱!23歳のこんな男を税金で一生養うなんて!6人殺害のペルー人も裁判員制度の死刑判決を覆し無期懲役に。精神を病んでいようが殺人は殺人。生きている価値のない人間を一生私達の血税で生きさせるなんて絶対反対!
他の多くのコメントと同様、
「こんな人間を自分たちの
税金で養うのか」という怒りを
表明しています。
また、カンニング竹山さんは、
(出典 : https://hochi.news)
「あくまでも個人的な考えですけど、横浜地裁のプロの裁判官の人たちは間違った判断をしたと思います。非常にレベルの低い判決をやったと僕は、個人的には思います」
と、裁判のありかたについて
厳しく言及しています。
同様に、安藤優子キャスターも
番組内で思わず絶句。
(出典 : https://hochi.news)
「びっくりしたんですが…バンザイ三唱してのけた…」
「人の命を奪ったことについてまったく言及がない。自分が犯した行為に対して何の気づきもないことに対しても、私はもう少し厳しく罰するべきだと思う」
と、小島一朗被告への驚きとともに、
厳罰化を訴えました。
ツイッターの反応
事件と判決について、ツイッターでも
多くの意見がありますが、
ざっと分けると、
大きく3つの傾向がありました。
死刑容認
日本の司法制度は腐っている。刑務所で一生働かずに暮らす為に新幹線で一人を殺し、数人を傷つけた犯人をその男の希望のとおり無期懲役にした。殺人犯が万歳と叫んだ。日本は腐っているのか、刑法を改正しろ。この男を死刑にしろ。
今見たけどおかしな話。
最低、死刑。生きる価値のない人間は実際にいてるよ。
小島一朗被告の犯行は通り魔
殺人であり、被害者には
何の落ち度もなかったことが、
怒りと恐怖を呼び、死刑容認論を
作っていると思います。
こうした犯行には回避する方法が
ありません。
しかも、いつ自分が被害者になっても
おかしくないという状況は、
人間にとって大きな脅威であり、
犯人の排除=死刑容認へとつながる
のだと思います。
税金の無駄遣い
法に基づく適切な判決なのだろうと分かっていても、こんな大罪を犯して反省のかけらもない罪人を、国民の血税で養い続けるのは釈然としない。
我々が納税する意味って何だろう?
無期懲役確定
日本は税金で殺害犯を養う
被告人天国になりました
死刑論以上に多かったのが、この
「税金で殺人犯を養う」
ことへの拒否感でした。
社会の安全のためのコストと
いえばそれまでですが、まっとうに
働き、納税している自分たちの
血税が、狂気の殺人犯を生かす
ために使われるのは許せない
という意見が多かったです。
司法への怒りとあきらめ
新幹線3人殺傷のトレンドに関して
これは悪しき前例を使ったな。働く気もない、社会で生きていたくない人間の逃げ道として、
人を2人まで殺せば簡単に無期懲役になれるという前例を。
その辺にいると思うなぁ〜、身の安全を保障されながらのうのうと生きていけるなんて羨ましい!と思う人間が
新幹線殺傷事件は無期懲役かぁ。これ被害者遺族が1番やり切れないよね。大切な家族殺されて、おまけに反省もしてない犯人が生きる為に税金を払わされるんだから。
今回の裁判の判決は、
「一生刑務所にいたい」という
小島一朗被告の「望み」を
かなえる形になったことで、
司法への疑問や怒りが大きく
なったのも、特徴でしょう。
加害者の望みがかなうだけで、
被害者への救済がないという
ことに、不条理を感じるのは
当然だと思います。
日本社会の現実
上記のような傾向のコメントが
多かった中で、これらを俯瞰する、
示唆に富んだコメントもありました。
これを見ると日本はどれだけやばい国か分かるな。新幹線無差別殺傷事件の犯人が終身刑を言い渡されたとき万歳して喜んだんだから。言い換えれば自由に生きる権利を捨てて牢屋に入りたいほどこの日本社会は生きづらいということ。
ブラック企業やサービス残業が
まかりとおるような環境で
働き続け、未来に明るい展望を
持てない、自分が生きることに
手いっぱいで、他人に配慮する
余裕のない人が増えていることが、
今回の判決に対する怒りを生んで
いるのではないでしょうか。
自分は汗水たらして働きづめの
中から税金を取られているのに、
社会の役に何ら立つことのない
こんなヤツのために使われる
という憤り。
自分は苦しいながらも必死に
耐えて、毎日をどうにか
まっとうに生きているのに、
人を無差別に殺した男が
万歳三唱するような判決を
むざむざ与えてしまう司法
への怒りと不信。
無差別殺人という犯罪と、
無期懲役という判決が、
くしくもこの日本社会の
ギリギリに切羽詰まった
生きづらさをあらわにした、
という意見に同意しました。
以上、新幹線殺傷事件の
判決に対するコメントと
その考察でした。
ではでは。