鷹匠とは?仕事と平均年収は?猛禽類はいくらで買える?『世界ふしぎ発見!』

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(出典 :https://www.asahi.com)

今回は、3月14日オンエアの

『世界ふしぎ発見!』に登場した、

鷹匠(たかじょう)という

お仕事クローズアップしたいと

思います。

番組では、アラブ首長国

連邦のアブダビで行なわれた

鷹狩りの大会が紹介されて

いましたが、賞金が8億円

いうのは、さすがお金持ちの

産油国、という感じでしたね。

大きな猛禽類を自在に操る

鷹匠はとてもカッコイイと

思いました。

番組に登場した高校生鷹匠の

小川涼輔くんの雄姿を見て、

自分も実際に見てみたい、

やってみたい!と思った人は

多いのではないでしょうか。

小川涼輔(高校生鷹匠)の

プロフィールについては

こちら↓

日本で一般的に言われる

鷹匠とはそもそもどんな

ことをする人たちなのか。

鷹匠になるにはどうしたら

いいのか。

そもそも、鷹っていくら

ぐらいで買えるのか。

鷹匠の主な仕事と平均年収に

ついてなど、調べてみました。

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鷹匠とは

日本には、長く伝統文化

として受け継がれてきた

鷹狩りがあります。

鷹匠は古くは、その鷹狩り

使用する鷹を養育して訓練し、

天皇や将軍、大名らの鷹狩り

サポートした人たちでした。

鷹匠の歴史は古く、4世紀の

仁徳天皇の時代には、すでに

鷹狩りの記録があり、ゆうに

1500年もの歴史を持ちます。

後の江戸時代には特に盛んに

おこなわれ、鷹狩りの流派も

おこりました。

現在、それらは諏訪流や

吉田流などのごく一部が

残っているのみですが、

鷹匠は、そうした伝統文化を

継承することも担っているのです。

鷹匠になるには

現在の日本では、鷹匠

関して公的な資格はありません。

なので、鷹匠になるには、

鷹匠の師匠のもとに弟子入り

して技術を継承し、NPO法人の

日本放鷹協会など、民間団体が

行なっている認定試験を受ける

のが一般的なようです。

『世界ふしぎ発見!』に登場

した小川涼輔くんも、

猛禽類を扱うペットショップを

通じて現在の師匠と出会い、

弟子になっています。

認定試験を受けられるレベル

としては、師匠の下での修行を

3年以上行なって基本をマスター

することと、鷹の飼育ができる

ことが条件になっています。

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主な仕事と平均年収

現在の日本では、鷹を使っての

狩猟は禁止されているので、

鷹狩りはできません。

主な仕事は、鷹を操る技術を

イベントなどで披露することで、

一般的に鷹匠のみで生計を

立てるのは難しいようです。

最近注目されている新しい

仕事としては、市街地で

カラスやハトなどを、鷹を

使って追い払う害鳥駆除

あります。

また、各地の空港で、鳥が

飛行機のエンジンにぶつかり、

故障させてしまうバード

ストライクという事故を

無くすために、猛禽類を

放って鳥を追い払う技術も

注目されています。

この仕事は近年増えており、

鷹匠の技術に期待が寄せ

られると同時に鷹匠の安定した

収入も見込まれています。

いずれにしても、現状では

鷹匠の年収は200万円に

届かないと言われており、

鷹匠の多くは本業を持ち、

鷹匠を副業としている人が

多いそうです。

小川涼輔さんは、自営業の

お父さんとともに、害鳥駆除

会社「ノベルテ」を立ち上げ、

独自に収入の道を作っています。

1か月に8回、鷹を使って害鳥を

追い払うプランが24万円という

ことですので、うまく回れば

専業の鷹匠になれそうですね。

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猛禽類のお値段はいくら?

鷹匠の大切なパートナーと

なる鷹などの猛禽類ですが、

お値段がいくらぐらいする

のかも気になりますね。

日本では、野生の鷹を捕獲

して飼うことは禁止されて

いますので、通常は輸入

された個体をペットショップで

購入します。

(出典 : ウィキペディアより)

高校生鷹匠の小川涼輔さん

最初に購入したのが、

ハリスホークと呼ばれる

こちらの鷹です。

人に慣れやすいため、

初心者向けの猛禽類と

言われています。

お値段は、オスが28万円、

オスより体の大きいメスが

35万円です。

(出典 : ウィキペディアより)

こちらはオオタカです。

一般的なオオタカ

お値段はオス35万円、

メス55万円ですが、

シロオオタカは、

オス60万円、メス80万円、

グレイオオタカになると、

オス80万円、メスはなんと

100万円もするそうです。

ハリスホークに比べ、

より繊細で、飼うのが難しい

そうですが、お値段もなかなか

手が出ませんね。

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また、猛禽類を飼うには、

大きな鳥小屋や止まり木などの

環境も整えなければならない

ので、そちらもお金がかかる

そうです。

そして、生き物を飼う上で

絶対必要なエサですが、

猛禽類のエサは主に小鳥や

ネズミです。

専用のエサとして冷凍して

あるものと、生き餌の2種類が

あります。

ふだんは冷凍エサ、たまに

奮発して生き餌、という

感じで与えるそうです。

どちらもペットショップで

購入できます。

冷凍エサは、ウズラ一箱

50羽入りが7千円前後、

ひよこ一箱50羽入りは

5,500円前後だそうです。

(出典 : http://moukinya.ocnk.net)

↑丸ごとのウズラ。

小川涼輔くんの家の

冷凍庫はこのウズラで

満杯だとか。

エサは、鷹が満腹するまで

与えてしまうと、呼んでも

手に戻ってこなくなって

しまうので、少量ずつ、

戻ってきたらご褒美として

ひとかけら、というふうに

与えるので、大量には食べ

させないようです。

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伝統文化を継承しつつも、

専業ではなかなか生計の

立たない鷹匠という仕事

ですが、それでも鷹が好き!

という思いを持って、鷹に

愛情を注いでいることが

よく分かりますね。

『世界ふしぎ発見!』

特集された鷹狩り大会の

ような場に出ていくことで

億単位の賞金を稼げるように

なれば、日本の鷹匠の世界にも、

スポーツとしての要素が加わる

のかもしれません。

以上、鷹匠についてのいろいろ

でした。

ではでは~

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